▽26日に明治安田生命J1リーグ第33節の大宮アルディージャvsヴァンフォーレ甲府がNACK5スタジアム大宮で行われ、ゴールレスドローに終わった。

▽残留争いの真っ只中にいる2チームの対戦。大宮はこの試合で勝利しても、15位のサンフレッチェ広島が引き分け以上の結果を残すと最終戦を前にJ2降格が決まってしまう。対する甲府は、大宮に勝利すれば今節での降格は回避。引き分けに終われば、広島と14位の清水エスパルスが引き分け以上の結果でJ2降格が決まる。

▽史上初となる同時降格の可能性がある中で迎えた一戦は、まずは勝たなければいけない大宮が主導権を握る。前線に入るマルセロ・トスカーノやマテウスに速めにボールを入れて前線に起点を作ろうとする。しかし甲府も持ち味の堅い守備を見せ、クロスボールを跳ね返していく。

▽しかし大宮はセカンドボールへの意識も高く、甲府のカウンターを封じる。迎えた17分にはボックス左でボールを受けた江坂が左足で狙っていくが、ここは枠を捉えきれない。一方の甲府は35分、ボックス右でカウエを弾き飛ばしてボールを受けたが小出がマイナスのボールを配給。リンスがシュートを狙うが上手くミートできずに決定機を逸してしまう。

▽結局前半は、大宮が優位に試合を進めながら甲府もカウンターからチャンスを作る展開となったが、両チームともにゴールを奪えずハーフタイムを迎えた。

▽前半終了時点で、このままならば両チームともに降格となる状況の中、前半と同様のメンバーがピッチに並んだ。すると50分には甲府にチャンス。裏に抜け出したドゥドゥがボックス左からシュートを狙うがサイドネットを揺らしてしまった。

▽甲府が積極的に攻め込んでくる中、大宮は54分にカウエのボール奪取からカウンター。右サイドのマルセロ・トスカーノへ展開し、そこからクロスを入れるが、マテウスには届かず。すると今度は甲府が57分にセットプレーでゴール前の混戦から新里が押し込みにかかる。しかしGK加藤が至近距離からのシュートをセーブしてここもゴールとはならない。

▽大宮も60分に茨田がセカンドボールを奪ってボックス内に侵入。最後は和田がキックフェイントからニアサイドを狙ったシュートを放つが、わずかにポストの外へと逸れた。

▽その後は両チームとも選手を入れ替えてゴールを目指していく。大宮は80分に途中出場の瀬川が長谷川とのパス交換でボックス左からシュートを狙う。甲府も81分にボックス手前右で獲得したFKから高野がシュート性の鋭いボールを入れるがGKが直接キャッチ。大宮も甲府も決定機までは作り出せるがゴールが遠い展開となる。

▽死力を尽くした両チームだったが最後までゴールは奪えずに終了。この結果、大宮の降格が決定し、甲府は清水が敗れたため最終節まで可能性を残すこととなった。