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Steve Jobs氏が計画段階から強く携わっていたといわれる米Appleの新社屋Apple Park。カリフォルニア州クパティーノ(Cupertino)への総勢約12,000名の従業員の移転を伴う引越には、4月から始まり6カ月以上はかかると見積もられていた。新たに社員が働く社屋は、円環状の280万平方フィート(約26万平方メートル)で東京ドームの建築面積が46,755平方メートルなのでドームが5個と半分くらいと都心ではすぐにはイメージできない大きさだ。この巨大な円環状の社屋は、世界最大規模の曲面ガラスに覆われている。

再生エネルギーでの運営、インスピレーションを沸かせるデザインなどSteve Jobs氏が深く関わっており、AppleのCEOのティム・クック氏も「スティーブのAppleに対するビジョンは彼の生きた時代をはるかに越えて、現在の私たちにつながっています。彼は、Apple Parkを今後何世代にもわたってイノベーションの拠点とすることを企図していました。職場とそれを取りまく緑地は社員にインスピレーションを湧かせ、環境に配慮してデザインされています」と2月にコメントを発表している。

17日、Apple Parkへの訪問者のための空間Apple Park Visitor Centerを一般開放した。新社屋Apple Parkのすぐそばに建てられたVisitor Centerは、Apple Parkと整合性を保った建築物で、階段や石の壁や人造大理石の床など共通の美的特徴を持たせたあるという。カーボンファイバーの屋根は、片方が固定されもう片方が動ける構造体カンチバレー(cantilever)方式が用いられており、石で覆われた芯だけで支えられており、外側から支える柱は一切使われていないため、浮いて見えるような感覚を与える。

近隣の住民やゲストに公開した初日の様子を同社は発表しているが、キャンパスの3DモデルはAR(拡張現実)で拡張されており、iPadをかざし再現されたApple Parkを楽しむユーザーの様子も紹介されている。カフェには軽食が用意されており、Visitor Centerだけで買えるApple Parkブランドの商品が並んだストアが"おもてなし"してくれる。同社公式サイトにはApple Park Visitor Centerの特設サイトが設置してあり、ストアの時間や地図や特徴的な建物景観についての紹介が行われている。Steve Jobs氏の思いが詰まったApple Parkの美しい姿の周囲には、9,000本のカリフォルニア原産の干ばつに強い植物も植えられている。