決勝ゴールを挙げた浦和レッズのFWラファエル・シルバ【写真:Getty Images】

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ACL決勝第2戦、R・シルバが2戦連続ゴールで決着 「相手の息の根を止めた」

 サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(CL)決勝第2戦は25日、浦和レッズがアル・ヒラル(サウジアラビア)を1-0で破り、10年ぶりのアジア王者に輝いた。大会MVPはMF柏木陽介が受賞したが、こと決勝に限って言えば、優勝を手繰り寄せるゴールを含む2得点を挙げたFWラファエル・シルバがその栄誉にふさわしいだろう。5万7727人が詰めかけたスタジアムに熱狂を呼んだ一撃をJリーグ公式Youtubeチャンネルは動画付きで紹介し、海外メディアも「雄大な勝者として爆発した」と称賛している。

 87分間続いた膠着状態が、後半43分についに崩れた。

 敵陣でこぼれ球を拾ったFW武藤雄樹は、前線へ縦パスを供給。これにラファエル・シルバが相手DFを上手くいなして反転すると、そのままペナルティーエリア内に侵入して右足を一閃。次の瞬間、弾丸のような強烈なシュートがアル・アヒルのゴールに突き刺さった。

 コーナーフラッグのほうに駆け出し、飛び跳ねてガッツポーズを繰り出すと思わず咆哮。ACL優勝を決定づける一撃に、5万7727人の観衆は歓声と拍手で沸き返った。

 米スポーツテレビ専門局「ESPN」は、「ラファエル・シルバが浦和にアジア王者の冠をもたらすストライク」と見出しを打って特集。「目を見張るようなショットをネットの高い位置に突き刺し、相手の息の根を止めた」と伝えた。

中東メディアも25歳の助っ人に脱帽「浦和に遅くなった王者の称号をもたらした」

 中東メディア「Gulf Today」も、2007年以来となるアジア王者に輝いた浦和の勝利を大々的に報道。記事では、「ブラジルが生んだ“シャープシューター”ラファエル・シルバが、浦和に遅くなった王者の称号をもたらした」と記すとともに、25歳の助っ人のコメントを紹介している。

「今自分がどれほど幸せを感じているか説明することができない。怪我もあって難しい週を過ごすことになったけど、今日(チームの)役に立つことができた。僕たちは観客の凄まじいエネルギーを受け取って、100%のアドレナリンで走り続けることができた」

 勝負を決めたゴールについて、記事では「第1戦でも得点を記録したこのストライカーが雄大な勝者として爆発した」と振り返り、「凄まじいひと振りの後の彼の咆哮は、浦和の歴史的な勝利を意味していた。そしてこの浦和の歓喜は、来月に控えるクラブワールドカップへの挑戦状の獲得も意味している」と各大陸の王者が集う大舞台への出場決定も伝えている

 浦和はリーグ戦で7位に甘んじているが、10年ぶりのACL優勝で勢いはついた。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド擁するレアル・マドリードなど強豪が出場する12月のクラブワールドカップで、どこまで戦えるか。今季浦和の一員となり、アジアの頂点まで駆け抜けたラファエル・シルバは、“世界”を相手にも全力疾走を続ける。