現代医学と漢方の五行説をもとに、すぐに実践できるちょっとした「肝臓にいい」習慣をご紹介。長く続けるのがオススメです。アンチエイジングを専門とする上符正志先生と、漢方にも詳しい渡邉賀子先生が教えてくれました。

食生活ではアルコールや添加物、糖分、脂肪分を控えめに。ストレスの影響を受けやすく、感情をつかさどる臓器ともいわれるので、リラックスを心がけて。

それではさっそく、日替わりチャレンジ・肝臓のいいことリストをご紹介!

月曜:週の初め2日間はお酒抜き!

お酒が好きで毎日のように飲む人でも、休肝日をもうけた方がいいというのはもはや常識。「週に1日では肝臓が回復するのに時間が足りません。48時間、つまり2日は間隔を空けましょう」(上符先生)。週の後半から土日にかけては人と会ったり、お酒を飲む時間を楽しみたいので、お誘いの少ない月曜と火曜を禁酒デーに、などと決めてみては?

火曜:ドライブルーベリーをおやつ代わりに

五行説では、それぞれの臓器にいいとされる色や味などが示されている。肝の場合は、色が「青」で味は「酸」。「抗酸化作用のあるアントシアニンを含むベリー系がおすすめ。肝臓は目とつながっているとも考えられているのですが、ブルーベリーは目にもいいですよね」(渡邉先生)。ドライフルーツなら季節を問わず手軽に食べられるのも便利。

水曜:献立にマリネか酢の物を1品プラス

寒い季節には、酸っぱいものよりも甘いものやこってりしたものを体が欲するけれど、五行説で肝臓にいいとされる「酸」は、意識的に、週に1〜2度だけでも摂りたい。ボリュームのあるおかずを作ったら、副菜にはレモンやお酢で酸味を利かせた一品を。ピクルスを作り置きしたり、炭酸などで割って飲めるタイプのお酢を常備するのもいい方法。

木曜:ふわふわのマフラーで首まで温か

「肝臓の働きを良くするためには、体温をある程度高めに保つこともポイント。冷えると血流が滞って、代謝が悪くなってしまいます」(上符先生)。温泉などに入浴したあとに食事がおいしく食べられるのは血流が促されて消化器の働きが上がっているから。冷えてだるい日は頸動脈が流れる首を服やマフラーで温めれば、全身ぽかぽかに。

金曜:イラッときたらシナモン入りのラテを

ストレスの影響を受けやすい肝臓。怒りっぽくなったりイライラしたりと感情面に不調が表れることも。「そんなときは、香りの効果でリラックスしてみてください。シナモンは気の巡りを良くする香りで、肝が弱っているときの精神的なバランスを整えてくれます」(渡邉先生)。飲み物などに振りかけられるシナモンパウダーをストックしておこう。

土曜:やっぱりウコン! カレー味のスープを作る

二日酔いではなくても、ちょっと飲みすぎた次の日は、肝臓のためにウコン(ターメリック)を食べるのもあり。「実際、カレーは肝臓にいいんですよ。ウコンに含まれるポリフェノール化合物のクルクミンが、肝臓の機能を高めてくれます」(上符先生)。市販のカレーで脂肪を摂りすぎないように、カレー味のスープや煮込みを自分で作ってみては。

日曜:さっぱり湯豆腐で家ごはん

週末は1日だけ、思い切ってファスティングするというのも手。食べない時間を作ることで、肝臓も休ませることができる。ファスティングなんて無理! という人も、週に1度は肝臓の負担が軽くなるような食事を。脂肪分が控えめで、栄養が摂れるものというと、やっぱり和食。良質なタンパク質が豊富な豆腐なら、しっかり食べても罪悪感なし!

上符正志先生 銀座 上符メディカルクリニック院長。アンチエイジング医学と出合い、専門クリニックを開院。アメリカの最先端治療プログラムを日本に導入している。

渡邉賀子先生 麻布ミューズクリニック名誉院長。帯山中央病院理事長。西洋医学に漢方も取り入れ、「冷え症外来」「漢方女性抗加齢外来」などを開設した実績をもつ。

※『anan』2017年11月29日号より。イラスト・サヲリブラウン 取材、文・黒澤 彩

(by anan編集部)