ボストン・セルティックスのカイリー・アービング【写真:Getty Images】

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自身の股の間を通し、軽やかなステップでマークマンを翻弄するなど30得点を記録

 NBAで現在、“無双状態”に入っている選手がいる。ボストン・セルティックスのカイリー・アービングが、試合中に次々と相手守備網を切り裂いてゴールを奪取。変幻自在のテクニックをNBA公式ツイッターが「カイリーはハンドルを持っている」と動画付きで紹介すると、ファンからも「世界最高の1人」「反則レベル」と反響を呼んでいる。

 まさにアンストッパブル、まるで踊っているかのようだった。

 24日(日本時間25日)のオーランド・マジック戦は、アービングの独壇場。今季4度目となる30得点以上をマークし、チームを118-103と快勝に導いたが、圧巻だったのは相手を寄せ付けない異次元のドリブルだ。

 58-36と大量リードを奪った第2クォーター途中。トップの位置でボールを受け、そのままゴール下にカットインしたが、相手が食らい付いてきたと見るやすかさず急ストップ。相手の腰付近くらいまで上体をかがめながら、自身の股の間を通す「レッグスルー」でボールを右手から左手へと持ち替え、軽やかなステップでマークマンを振り切ってゴールを奪った。

NBAも公式ツイッターで称賛「カイリーはハンドルを持っている」

 後半にも「レッグスルー」と上下の動きで相手を惑わすフェイクを組み合わせ、大男2人を手玉に取るシーンもあり、米スポーツ専門放送局「ESPN」のスポーツ情報番組「スポーツセンター」で今日のトップ10プレーにも選出。名前の“Irving”に「急な方向転換」を意味する“swerving”を引っかけて報じられるほど、キレキレだった。

 NBAも公式ツイッターで変幻自在のドリブルを「カイリーはハンドルを持っている」と称賛。米バスケ専門サイト「The Crossover」も「誰もカイリーを止められない。できるのは、彼が自制するのを祈ることだけだ」とその無敵ぶりを伝えている。これには、ファンからも「世界最高の1人」「ごくごく自然」「反則レベル」といった驚きの反応とともに、早くも「MVP」との声も挙がっている。

 22日のマイアミ・ヒート戦に敗れ、連勝こそ16でストップしたものの、セルティックスは17勝3敗でリーグ首位を快走中だ。主力候補のゴードン・ヘイワードが開幕戦で左足首を骨折し、自身も10日のシャーロット・ホーネッツ戦で同僚の肘を顔面に受けて骨折。顔を保護するフェイスガードをつけてのプレーとなっているが、その影響を一切感じさせない。名門を牽引する“マスクマン”のテクニックを一目見ておいて損はないだろう。