<カシオワールドオープン 3日目◇25日◇Kochi黒潮カントリークラブ(7,315ヤード・パー72)>
賞金シード争いが決着する「カシオワールドオープン」。韓国出身で主戦場は米国だが、日本ツアーを「実家」と形容するドンファンは、第1シード入りを熱望する。QTで10位に入り参戦する今季は、米下部ツアーの合間をぬってここまで9試合に出場して賞金ランキング67位。来季ほぼフル参戦が可能な第1シードは賞金ランキング上位60名に与えられるため、首位と5打差のトータル6アンダー、7位タイで迎える最終日は大事な1日となる。
「ミズノオープン」で首位発進を決めてピース!
ドンファンは2004年に17歳3か月の若さで、韓国勢では初となる日本アマ優勝を遂げると、19歳となった06年から日本ツアーに本格参戦。1年目から賞金シード権を獲得し、12年までシードを保持して通算2勝を挙げる。12年末の米ツアーファイナルQTを1位で突破して13年から米国に軸足を移すと、同年にシード権を手に入れる。しかし、「飛距離と精度の差があった」と、14年には手放してしまった。再び米ツアーの舞台に立つために、飛距離と精度の向上をテーマにスイングを変えて、米下部のウェブドットコムツアーに身を置いた。2017シーズンは、4月の「United Leasing & Finance Championship」で優勝を遂げたが、米ツアー昇格条件の年間賞金ランキング25位以内を逃し、入れ替え戦でも昇格の切符をつかめず、10月以降は日本ツアーを転戦している。
米下部ツアーで優勝を遂げてから日本ツアー凱旋出場となった5月の「〜全英への道〜ミズノオープン」と6月の「日本ゴルフツアー選手権」では、ともに9位タイ。「久しぶりに戻ってきて、忘れられていると思っていましたが、ファンの方に『ドンファン、がんばれ』と声をかけてもらってうれしかった」と、日本で戦う喜びを感じた。10代の頃から腕を磨き、育ったのが日本ツアー。韓国ツアーよりも多く出場しているため、「実家みたいなもの」という。もちろん日本語は流ちょうだ。今でも「目標は米ツアー優勝」というのは変わらず、来年1月から始まる米下部ツアーが主戦場となるが、来季も“実家”に帰ってくるためには、出場が限定的な第2シードより「いつでも出られる第1シード」を手に入れたい。
また、私生活でも大きな転機を迎える。6月以降の米下部ツアーは、スイングを崩して成績が振るわなくなった。落ち込んでいる時に心の支えとなったのが、交際中のクロイさんだ。「そばにいていろいろな話をしてくれた。彼女がいなかったら、もっとやばいことになっていた」とゴルフへの自信を失いそうな時に、存在の大きさに気がついた。そのクロイさんとは、今年12月10日に結婚する予定。すでに左手薬指には結婚指輪が光っている。
現時点の予定ではこの試合が結婚式前の最終戦だが、「本当はもう1試合やりたい。東京よみうり(ゴルフ日本シリーズJT杯)で。まだチャンスはある」。今季の優勝者と賞金ランキング上位者などしか出場できない、最終戦の出場も視野に入れている。優勝となると11年の「トーシンゴルフトーナメント」以来、6年ぶり。今大会のキャディには、その時バッグを担いだ原田真由美さんに無理を言ってお願いした。原田キャディとのコンビも6年ぶりだ。「相性もよく、この3日間、楽しくできています。最終日も自分のやるべきことをやって、楽しくやりたい」。2週後に迫った一大イベントに華を添える戦いをしたい。
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