念願のACL制覇を果たした興梠。試合後にはサポーターと喜びを分かち合った。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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[ACL決勝 第2戦]浦和 1-0 アル・ヒラル/11月25日/埼玉スタジアム2002

 アル・ヒラルとのACL決勝・第2戦を制し、アジア王者に輝いた浦和で試合後に安堵の表情を浮かべていたのが興梠慎三だ。
 
「このタイトルを獲ると言いながら、なかなか獲れずにきた。でも一番大きい大会で、一番難しいタイトルをレッズの全員で勝ち取れたことを嬉しく思います。個人的にこれで(タイトルは)コンプリートしたので、もう辞めようかな(笑)」
 
 興梠は鹿島時代を含め、Jリーグ、ルヴァンカップ(旧ナビスコカップ)、天皇杯と8つのタイトルを獲得してきた。しかし唯一、手にできていなかったのがACLのトロフィーであり、大会制覇を悲願としてきた。その目標が叶った嬉しさから「辞めようかな」という冗談が口をついたのだろう。
 
 もっともこれで今季の戦いが終わったわけではない。リーグ戦では20ゴールと、得点ランキングトップタイに立ち、11月29日の33節・川崎戦と12月2日の最終節・横浜戦は重要な2連戦となる。
 
 ACL制覇に続き、初のJリーグ得点王にも輝けるか。チームタイトルと個人タイトルの“ダブル獲り”となれば、それこそ「引退しても良い」と言えるほどの充実したシーズンになるのだろう。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)