原作マンガは買い続けているものの、ドラマを観るのは初めて......と思っていたら、どうやらすでにSEASON3に入るらしい。これは、ご長寿深夜ドラマと言ってもいいのでは?応援していた作品がうまく行くのはなんだか嬉しい。がんばれ、ゼノンの星!

どうやらドラマの世界でも、主人公・ワカコは通信事業会社の事務OLという設定の様子。演じる武田梨奈は、色白薄顔にトレードマークのひとつ結びがよく似合う。これはなかなか原作に忠実なビジュアル、と期待が高まる。

職場の後輩シラサキくんがビジネスキャリア検定2級に合格。意外とやるじゃん、と沸き立ちながらも、私もなにか挑戦しなきゃ、と焦りだす事務OLたち。しかし、その中で、「挑戦かぁ、わたしにできることあるのかしら......」とのんびり首をかしげるワカコ。無気力なのはキャラ通りだけれど、ちょっと台詞回しが「昭和のお母さん」過ぎないか。若干の不安を覚えつつも、場面は変わり、いよいよワカコ酒の代名詞・一人呑みがスタート。

 

一人呑みのシーン嫌いじゃない

ナレーションは相変わらず、言葉遣いがちょっと古い。というか説明がすぎる気が......と思っていたのだけれど、気が付いた。私このかんじ、嫌いじゃない。孤独のグルメでおなじみの、ゴローさんに通じるものがある。

入店したバーでは、トリッパをメニューに見つけ、(これは私の大好きな内臓系の料理じゃない)と小躍りし、おススメカクテルとしてモスコミュールを勧められ、(え?あのモスコミュール?学生時代、ビールはもういいけどアルコール足しとく?ってときのモスコミュール?)と浮足立つ。

そして、ワカコ酒といえばこれ、の「ぷしゅ〜」シーン。マンガのあっさりした線画でみると、「可愛い」だけれど、案の定実写版「ぷしゅ〜」は......めちゃめちゃエロいんですけど!(もちろん、嫌いじゃない)。

さらに、ぷしゅ〜に(私今、バーで、トリッパ食べて、モスコミュール呑んでる!この時間が......おいしい!)と重ねる確信犯っぷりと来たら。マスターにも媚びまじりにしゃべりかける様もふくめ、私の好きな原作のワカコとは別人だけれど、これはこれで、魅力的というのが、うーん、ずるい。

会社に戻ったら、企画が通らなかった後輩をそっとしておくどころか、「シライシくん、新企画は絶対モノにできるよ!頑張って!」と傷口に塩を塗る無神経っぷりを炸裂させるワカコ。いい意味での距離感が魅力の奥ゆかしさが魅力のマンガ版ワカコと、ドラマ版の君は別物なのだね......わかったけど、なんだか私ちょっとさみしいよ......。

そして、後輩に無神経な一言をかました後は「傷つけちゃったかなぁ」なんて口先だけの心配をぶちかまし、「それはそうとまずは呑んで忘れよ〜」と夜の街にひとり繰り出すワカコ。餃子とビールを頼み、口元のアップ!これでもかと引っ張った後は、喉を鳴らしてゴッキュゴキュ、そしてとどめの「ぷしゅ〜」......。

どちちも魅力的なのだけれど、マンガファンはドラマにはハマれず、ドラマファンはマンガには流れない気がするのは私だけ......?メディアミックスって難しい!

ばんぶぅ