中国では過去に韓国旅行の人気が非常に高かったが、2016年後半に韓国がTHAADミサイル(終末高高度防衛ミサイル)の配備を決めたことで、中国では韓国旅行の排斥運動が起きた。実際に韓国を訪れる中国人旅行客の数は激減してしまい、中韓関係の緩和に向けて歩み出した今もまだ足取りは完全に戻っていない。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国では過去に韓国旅行の人気が非常に高かったが、2016年後半に韓国がTHAADミサイル(終末高高度防衛ミサイル)の配備を決めたことで、中国では韓国旅行の排斥運動が起きた。実際に韓国を訪れる中国人旅行客の数は激減してしまい、中韓関係の緩和に向けて歩み出した今もまだ足取りは完全に戻っていない。

 だが、悪いことに韓国を訪れる旅行客が減少しているのは中国人だけでなく、日本人も同様に韓国を訪れなくなっているようだ。

 中国メディアの環球網はこのほど、韓国を訪れる日本人旅行客が減少の一途を辿っていると伝え、韓国メディアの報道を引用したうえで、「韓国には韓流スター以外に日本人旅行客を満足させるだけの魅力がない」と論じている。

 記事は韓国観光公社がまとめた発表をもとに、「日本人が韓国を旅行先として選ばなくなっている」と紹介。日本人が海外旅行で訪れた国と地域に関する調査では、2014年には韓国は日本人旅行者全体の4.4%で5位だったが、2015年には3.1%の9位まで低下し、16年には10位となったと紹介した。

 日本人旅行客が韓国を訪れなくなっている原因について、日本人が韓国を訪れる主要な目的が「韓流スター以外にない」ことを挙げ、「韓国には韓流スター以外に日本人旅行客を満足させることができていない」と強調。加えて、円安や日韓関係の悪化も韓国を訪れる日本人観光客が減少し続けている理由だと紹介した。

 竹島問題で日韓関係が悪化した際も訪韓日本人の数が激減した。当時、韓国では「日本人よりも消費意欲の高い中国人旅行客が来てくれれば問題ない」という声も聞かれたが、中韓関係が低迷するなか、中国人旅行客の数も低迷している。日韓両国は2015年末に慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」で合意したが、韓国の文在寅大統領はこの合意に対して否定的な態度を示しており、日韓関係は今後さらに悪化し、それに伴って韓国を訪れる日本人がさらに減少する可能性も否めない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)