主将の阿部が懸命のクリアを試みる。浦和は狙い通りの完封劇でアル・ヒラルを下し、悲願のアジア王座奪還! 写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

写真拡大

 埼玉スタジアムの夜空に歓喜の咆哮が轟いた。
 
 土曜日のアジア・チャンピオンズリーグ決勝第2レグで、浦和レッズはサウジアラビアの強豪、アル・ヒラルと対戦し、80分のラファエル・シルバの一撃で1-0の勝利。2戦合計2-1で凱歌を上げ、10年ぶり2度目のアジア制覇を成し遂げた。
 
 12月6日に開幕するクラブワールドカップにつながる大一番だっただけに、世界中のメディアの注目を集めた。スペイン全国紙『as』の英語版も速報でその熱狂を伝えた。
 
「浦和は最高の入り方をした。アル・ヒラルのお株を奪うボールポゼッションでアウェーチームに面を食らわせたのだ。なによりこの日の埼玉スタジアムの熱狂ぶりは筆舌に尽くしがたいほど熱狂的で、青の軍団に途轍もない重圧を与えた。彼らは本来の力を発揮できず、攻撃に鋭さが感じられないままだった。0-0のまま膠着し、残り15分を過ぎたあたりから慌てて攻勢に転じたが、78分に攻撃の要であるアルドウサリが柏木へのファウルで二枚目の警告を受け、万事休す。イライラからラフプレーが目立っていたアル・ヒラルが自滅した。そして88分、ラファエル・シルバが鮮やかな飛び出しから岩を砕くようなショットをお見舞いし、戴冠を決定づけた。浦和の堂々たる勝利だったと言える」
 
 そして最後に同紙が念を押したのが、赤く染まったスタンドからの熱烈なサポーティングだ。
 
「信じられない大声援だった。今夜のハイライトは疑いようがなくホームファン。絶えず声を張り上げ、チームを奮い立たせたのだから」
 
 これで浦和はアジア代表として、UAEで開催されるクラブワールドカップに参戦することが決定。12月9日に、前もって行なわれるアル・ジャジーラ(UAE)vsオークランド・シティ(ニュージーランド)の勝者と2回戦を戦う。