餅が美味しい季節になってきましたね。餅は日本ならではの食文化ですが、毎年餅を喉に詰まらせてしまう人がたくさんいます。この記事では、喉に詰まらせないための餅の食べ方や、餅を喉に詰まらせたときの対処法について見ていきます。小さな子どもやお年を召した方のいるご家庭は、特によくチェックしておきましょう。

対策1.餅は細かく切り刻んでから焼くべし

餅を詰まらせてしまう原因の一つが「丸呑み」です。歯やあごの力が弱い人だと、どうしても餅を上手く噛みきれないため、つい大きなままの餅を丸呑みしてしまいます。大きなかたまりになった餅は当然、喉に詰まりやすくなります。それを防ぐためには、焼く前の餅をあらかじめ細かく切り刻んでおくことが大切。一口サイズのブロックに切り分けてから焼けば、上手く餅を噛み切れない人でも安全に餅を食べることができます。細長く短冊のようにして切り分けるのもおすすめですね。まだ永久歯の生えそろっていない小さな子どもや、入れ歯を使っているような高齢者の方に餅を出す時は、特に注意して餅を切り分けておきましょう。

対策2.餅と一緒に小まめに飲み物を飲む

唾液などで喉がしっかり潤っていないと、食べた物と喉がくっついて誤嚥を招いてしまいます。まずは餅を食べる前に、お茶や水を飲んでしっかり喉を潤しておきましょう。また、餅を食べている最中も小まめに飲み物を口にするのが良いですね。誰かと一緒に餅を食べているときは、餅と共に飲み物も出して小まめな水分補給を促しましょう。高齢者の方は唾液の分泌が難しいため、特に喉の乾燥による誤嚥に注意してください。

対処1.詰まったらまず咳をさせる

喉に何かが詰まると、喉に手をやったり顔が青ざめたりと言ったサインが出ます。そのサインに気づいたら、迅速な対処が必要です。本人に強く意識があるようなら、まずは咳をさせましょう。誤嚥の際に出る咳は、器官に入ろうとする異物を取り除く身体の反射機能です。できるだけ本人に咳をさせてから、詰まったものが取れないか見てください。咳をしているとき、背中の上部を叩いて詰まったものが出るのを手伝うのも良いです。

対処2.背中を叩く「背部叩打法」

咳をしても詰まったものが出ないなら、他の人が背中を叩いて詰まっているものを吐き出す手伝いをしてください。

1.詰まらせた本人を前かがみにさせる
2.本人の背後に回り、本人のあごを少し上に反らせて気道を確保する
3.左右の肩甲骨の真ん中を力強く叩く

これが背部叩打法のやり方です。力を抜いてしまうと意味がありませんから、詰まったものが出るまでなるべく強めに叩き続けましょう。それでも詰まったものが出ないor本人が苦しそうであればすぐ救急車を呼んでくださいね。


writer:さじや