22日、中国新聞網は、中国の映画界で日本の小説などの映画化が流行するなか、制作者たちがどうやって日中間の文化の壁を克服してきたかを紹介した。写真は東野圭吾「容疑者Xの献身」の映画化作品。

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2017年11月22日、中国新聞網は、中国の映画界で日本の小説などの映画化が流行するなか、制作者たちがどうやって日中間の文化の壁を克服してきたかを紹介した。

記事はまず、東野圭吾の小説を原作とした映画「解憂雑貨店(ナミヤ雑貨店の奇蹟」を紹介。今年日中両国でそれぞれ別々に制作した映画が公開される運びとなったが、中国版の韓傑(ハン・ジエ)監督は「両国の文化はつながっているのでそこまで難しくはなかった。青春をテーマにするとともに、中国的な情緒を保つことに重点を置いた」とコメントした。

また、原作に登場するビートルズがマイケル・ジャクソンに変わっていることについて、中国版の脚本家は「時間軸をずらして、マイケルを出したほうが中国人にはわかりやすい。日本の文化や社会環境をそのまま移植すれば確かにミスマッチが起きる。ただ、中国版の核が『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の核と同じ部分にあることには変わりない」と語っている。

1976年の日本映画「君よ憤怒の河を渉れ」をリメークした映画「追捕 MANHUNT」の呉宇森(ジョン・ウー)監督は「この作品を撮ろうとした理由は、高倉健さんへのリスペクトにある。オリジナルからは随分時間が経っているので大きく手を加えた。76年版の面影が見える場所もあれば、新たなアイデアを加えた部分もある。しかし物語の柱は変わらない」とした。

また、夢枕獏氏の小説「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を映画化した作品「妖猫伝(邦題は空海―KU−KAI―)」の陳凱歌(チェン・カイコー)監督は、原著の中身をより忠実に表現するために夢枕氏と緊密なコミュニケーションを取ったという。夢枕氏を撮影現場に招待するなどの交流によって互いの文化理解が深まったとのことで、陳監督は「合作映画は双方の情熱が必要。そして念入りに作っていくことが最も大事なのだ」と語っている。(翻訳・編集/川尻)