【J1ピックアッププレビュー】満員の聖地で連覇か、憎き相手への復讐か《鹿島vs柏》

写真拡大 (全5枚)

▽26日、明治安田生命J1リーグ第33節の鹿島アントラーズvs柏レイソルが県立カシマサッカースタジアムで行われる。

◆目標達成へ譲れない上位対決

▽J1リーグも残り2節。ここまで勝ち点70を積み重ねてきた首位・鹿島は、2位の川崎フロンターレに勝ち点4差をつけている。勝利すれば文句なしのJ1連覇。2009年の開幕戦以来となる満員の聖地できっちりと勝利を収めて自力でシャーレを掲げたい。

▽一方、勝ち点58で4位につける柏にとっても、今節は絶対に譲れない一戦だ。現在、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場圏内である3位のセレッソ大阪を勝ち点2差で追う情勢。この試合を落とせば、ACL出場が絶たれる可能性もある。前回対戦で逆転勝利を許した相手にリベンジを果たし、何としても最終節に望みをつなげたい。

◆満員の聖地で歓喜の瞬間を〜鹿島アントラーズ〜

▽5日に行われた前節の浦和レッズ戦で被シュート数を3本に抑え、MFレアンドロの一発で強かに勝ち点3を奪取。ここ数試合白星と黒星が続く不安定な戦いを見せていた中、連勝でムードを高めてこの大一番を迎えることとなった。さらに、今節は満員のホーム。大岩剛監督就任以降、ここまでのホームゲーム9試合で全勝中という心強いデータもある。

▽唯一気がかりな点は、前節の浦和戦から約3週間空いたことによる試合勘の不足か。それでも、国内最多19冠を誇るタイトルホルダーが大一番での戦い方を知り尽くしていることは言うまでもない。立ち上がりに細心の注意を払い、ACL出場へ攻勢を強めてくる柏の攻撃を耐え続ければ、試合巧者が望む試合展開へと推移していくはずだ。優勝する瞬間を一目見ようと集まった大勢のサポーターの前で2年連続9度目のJ1優勝を決めたい。

◆憎き鹿島の連覇阻止でACL出場へ〜柏レイソル〜

▽前節のジュビロ磐田戦で9試合ぶり完封で5試合ぶり白星。下平隆宏監督も「ここ何試合か追い付かれるゲームが続いていた中で、そこの反省、課題をしっかり修正できた」と語るように、今節の上位対決に弾みをつけた。ただ、チームの状況は、DF中谷進之介、MF武富孝介、DFユン・ソギョンが今週全体練習に合流したものの、復帰については不透明。さらに、MFキム・ボギョンが出場停止と厳しい台所事情が続く。

▽それでも、柏にとって今節は絶対に落とせない一戦。シーズン途中には目標を「ACL出場」から「優勝」に上方修正した過去があるだけに、このまま何も手にせず終わる訳にはいかない。さらに上方修正後、初めて土をつけられたのが鹿島であり、皮肉なことにその相手が「優勝」に王手をかけている。ACL出場へ望みをつなぐ大きな勝利を手にすることはもちろん、憎き相手が目の前で胴上げすることだけは何としても阻止しなくてはならない。柏の真価が試される一戦だ。

【予想スタメン&フォーメーション】

◆鹿島アントラーズ[4-4-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:曽ヶ端準

DF:西大伍、植田直通、昌子源、山本脩斗

MF:三竿健斗、レオ・シルバ、遠藤康、レアンドロ

FW:金崎夢生、土居聖真

監督:大岩剛▽連覇に向けて万全の状態。前節に王手をかけるゴールを奪った好調のレアンドロが左サイドハーフに入る。前回対戦時にセンターバックで苦戦したMF三竿健斗が本職のボランチを、逆転勝利へのきっかけを作ったFW金崎夢生が2トップの一角を務める。

◆柏レイソル[4-2-3-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:中村航輔

DF:小池龍太、鎌田次郎、中山雄太、輪湖直樹

MF:栗澤僚一、大谷秀和

MF:伊東純也、中川寛斗、ハモン・ロペス

FW:クリスティアーノ

監督:下平隆宏▽先述した通り、全体練習復帰した選手たちの起用は不透明。引き続き中谷のセンターバックの位置には前節出色のパフォーマンスを見せたDF鎌田次郎が入ることを予想する。出場停止のキム・ボギョンの代役は、MF大谷秀和と共に柏の黄金期を支えたMF栗澤僚一を起用。1トップは今シーズンチームトップの12ゴールを記録しているクリスティアーノが務める。

【キープレーヤー】

◆FW金崎夢生(鹿島アントラーズ)
Getty Images
▽キープレーヤーにはチーム得点王の金崎をピックアップ。ゴールを決めた公式戦はここまで29戦負けなしと不敗神話は継続中。前回対戦でも逆転への口火を切った。この男が得点を奪えば、連覇を狙うチームにとって何よりも後押しになる。大一番にも強い金崎の活躍に注目だ。

◆MF伊東純也(柏レイソル)
Getty Images
▽柏のキープレーヤーには伊東純也をチョイスする。ヴァンフォーレ甲府時代を含めて鹿島戦4試合で2ゴール2アシストを記録。前回対戦でゴールやアシストこそ記録しなかったものの、2ゴールに絡むなど、鹿島をお得意様とする。前節の磐田戦でもオウンゴールを誘発した他、ポスト直撃のシュートでゴールを脅かすなど好調を維持。重要な一戦での活躍に期待がかかる。