中国の高校サッカーで衝撃の八百長事件が発覚。中国サッカーをめぐっては、以前から八百長問題が物議を醸してきた。

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中国の高校サッカーで衝撃の八百長事件が発覚。中国サッカーをめぐっては、以前から八百長問題が物議を醸してきた。

問題となったのは先日に河南省濮陽市で行われた高校サッカーのリーグ戦。9校総当りで、最後の1試合を残した状況で、油田一高と油田二高が6勝1分で並び、得失点差で油田二高が10点リードしていた。ところが、最終戦の油田一高と油田三高の試合で、油田三高の選手は無気力プレーに終始。結果、油田一高が30−0というスコアで勝利し、得失点差で油田二高を上回って逆転優勝した。

この一戦はインターネット上で議論を引き起こし、調査の結果、主催者は八百長があったと判断。油田三高の成績を取り消したほか、同校の監督に3年間の謹慎処分が科された。

八百長が問題となったケースは過去にもある。昨年10月に行われたU−11少年サッカー大会でのこと。残り1試合の時点で、広東青苗と東山小爺が5勝1分で並んでいた。先に試合をした広東青苗は、最下位の沙湾藍獅を相手に31−0で勝利し、東山小爺に得失点で17の差をつけた。

しかし、その後に行なわれた東山小爺とTikitakaの試合がさらにひどい展開になった。前半はTikitakaが2−1でリードしていたものの、後半になってTikitakaの選手が自陣に向かって攻撃するなど、明らかに「異常」な状態になったからだ。結局、試合は25−2で東山小爺が勝利し、逆転で優勝した。

中国でサッカーといえば八百長、腐敗で知られ、2010年には一連の八百長スキャンダルでサッカー協会の幹部らが有罪判決を受けた。中国のサッカーファンもことあるごとに「サッカー協会の腐敗」を指摘。「サッカーは賭博の道具で試合は操作される」「金持ちが試合に出られる」といったあきらめにも似た声すら聞かれる。「腐敗撲滅」を進める習近平(シー・ジンピン)国家主席はサッカー好きとしても知られるが、中国サッカーから腐敗がなくなる日は来るのだろうか。(編集/北田)