雑誌や、ニュースなんかで見かけるバンドなんてもう全部売れてるんですよ。

 新人紹介!とかやってますけど、どこも半分メジャー決まってて予算出てて彼女とは別に女がいて給料出始めたからバイトは辞めて。そんな感じ。そんなものは新人紹介でもなんでもない。メジャーレーベルの合同出資カタログだ。歌舞伎町の無料案内所だ。本当に安くてかわいい子がいてサービスのしっかりした店は信頼できるキャッチのお兄さんを見つけるところから始めるんだよ。それが俺だ。兄さん良い店紹介しますよ。

 そんなわけで今日は4バンド、個人的にお気に入りのバンドたちを紹介したいと思います。

 ライブハウス回りもこういうバンドの対バンから回っていけば良いイベントに巡り合えるはず。メモ取ってください。それではさっそく。

ナツノムジナ

 バンドをやってる友人、ライブハウスで働く友人、みなが口を揃えて

「ナツノムジナは良い」

 なんて言うから聴かないようにしてたんだけれど先日うっかり聴いてしまい、一発で虜に。以来俺も人に「ナツノムジナ良いよ」と訊かれもしないのに勧めてはいる。同じ穴の何とかになってしまった。

 リバーブの効いたギターと遠い声。タイム感のずば抜けたリズム隊。いつどこで聴いても突然広い空間に投げ出されたような錯覚に陥る奥行きの広い音楽だ。

「こういうことやりたい」

 っていうのが映像もアートワークも込みで明確に固まっていて、そういう意味で商品や作品として、ちゃんとお金を払って聴こうと客に思わせる完成度が他のインディーズバンドと比べて頭二つほど抜けている。

 

YOOKs

 少し前までシティポップというジャンルが流行っていたけど、あそこから一歩進んだところにいるバンドだと勝手に思ってる。当人たちはニュータウンポップと言ってました。

 京都発らしく、垢ぬけた男子4人がステージに立つ姿は様になるし、若いさに反して良い意味で不動というか、余裕のあるステージングをする。

 音楽性もまさに「余裕」という感じ。ビート感がしっかりしてるからコードの壁で隙間を埋めるようなことはしないし、スッキリしていて都会的なサウンドだ。

 あと、やっぱりシンセはズルい。好きな人にはたまらない。これだけで目をハートにしてしまうお客さんもいることでしょう。

  

17歳とベルリンの壁

 ドシューゲ。2000年代ジャパンシューゲ。名前はよく見てたんだけど全く違う音楽性(青春パンクとか)を想像してたから度肝を抜かれた。

 最近は若年層の間で「洋楽を聴かねば」みたいな悪習は寂しくもなくなったようだけれど、5年前には不文律として同調圧力として確実にあったし、オルタナから邦楽を聴き始めた奴らはこぞってシューゲイザーを聴いていた。あとベルセバとか聴いてた。なぜか、聴かなきゃいけなかった。

 17歳とベルリンの壁はその世代の人間には直撃のサウンド。在りし日のジャパンシューゲイザーが現代的になって帰ってきた。メタルファイトベイブレードだ。

 逆に、今の高校生にはどう聴こえるんでしょう。是非iTunesに追加してライブラリに幅を持たせてほしい。

 

 どこからこのセンスがやってくるのか。てんでわからん。バンドやろうと思って名前つけるときに「じゃ、渦で」ってなりませんよね。変に尖ったバンド名が最近多いけど、あらぬ方向に見せるネーミングセンスの尖り。こいつらが俺の親じゃなくて良かった。

 曲も「センス!」の一言に尽きる。

 懐かしいような、知らない街のような、聴いたことある気がするのに他に例を思い当たらない音楽。インディーってこういうの聴けるからいいよね。と思いつつ他にこういうバンドを思い当たらない。

 東京のバンドらしいバランス感覚のいーいバンドです。都内に来た際には是非。

 

名前おぼえてね

 そんで良かったら聴いてみてね。

 もう売れに売れちゃってるバンドとはまた違ったセンスがここらへんにごろごろ転がってます。是非に。

 それでは。

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