【J1昇格PO準決勝プレビュー】至上命題への一歩か、悪しき過去との決別の一歩か《名古屋vs千葉》

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▽残り1枠のJ1昇格切符を懸けた戦い──。2017 J1昇格プレーオフ準決勝の2試合が26日に行われる。オリジナル10同士となるレギュラーシーズン3位の名古屋グランパスと6位のジェフユナイテッド千葉は、決勝進出を巡り、パロマ瑞穂スタジアムで激突する。

◆史上命題のJ1昇格への一歩〜名古屋グランパス〜
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▽シーズン当初こそ不安定な戦いが続いた名古屋だったが、夏場を過ぎたところから風間八宏新監督の掲げる攻撃的なスタイルが少しずつ形に。25節から5連勝、34節から7戦無敗と確実にポイントを積み重ね、レギュラーシーズン3位という結果でプレーオフに回った。とはいえ、シーズン開幕前に優勝候補筆頭と目されていただけに、この結果は不本意。1年でのJ1復帰という至上命題をクリアするためにも、この準決勝での負けは許されない。

◆悪しき過去との決別の一歩〜ジェフユナイテッド千葉〜
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▽一方の千葉は、今シーズンの当初こそ新任のフアン・エスナイデル監督が掲げるハイライン&ハイプレスを用いた戦いに試行錯誤。しかし、ハマったときの攻撃は魅力的かつ迫力抜群で、10月以降は怒涛の7連勝を飾り、最終節での6位滑り込みに成功した。ただ、千葉にとって、今回で出場4度目を数えるプレーオフは、過去3度とも涙を呑んだ鬼門だ。しかしながら、過去3度と比較しても、勢いに関しては今回が一番。悪しき過去との決別に期待が懸かる。

◆寿人vs勇人
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▽決勝進出を懸けた戦いとは別に注目が集まるのが名古屋のFW佐藤寿人と千葉のMF佐藤勇人による双子対決だ。共に千葉の下部組織で、寿人が兄で、勇人が弟。共に今回の重要な一戦での先発が見込まれており、彼らの局面での“兄弟喧嘩”も必見の価値がある。

◆今季2戦は千葉が完勝

▽今シーズンの対戦データは、千葉の2戦2勝。しかも、2-0、3-0と名古屋を完膚なきまでに叩きのめした印象が強い。名古屋としては、過去2戦の反省を生かして、千葉の個性をどれだけ消し、自分たちの個性をどう出していくかが勝負の分かれ目となりそうだ。

【予想スタメン&フォーメーション】

◆名古屋グランパス[4-4-2]
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GK:武田洋平

DF:宮原和也、櫛引一紀、ワシントン、和泉竜司

MF:青木亮太、田口泰士、小林裕紀、佐藤寿人

FW:ガブリエル・シャビエル、シモビッチ

監督:風間八宏▽ベストメンバーが注ぎ込まれることになるだろう。今シーズンチームトップの18ゴールをマークしたFWシモビッチは先発を予想するが、ジョーカー起用の可能性も十分。今夏加入ながら圧倒的な存在感を示したMFガブリエル・シャビエルも順当にいけばスタートから起用されるに違いない。

◆ジェフユナイテッド千葉[4-4-2]
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GK:佐藤優也

DF:溝渕雄志、近藤直也、キム・ボムヨン、比嘉祐介

MF:町田也真人、佐藤勇人、熊谷アンドリュー、為田大貴

FW:ラリベイ、船山貴之

監督:フアン・エスナイデル▽こちらも、現状のベストメンバーをスターティングメンバーに連ねてくるはずだ。シーズン19ゴールのFWラリベイを筆頭に、FW船山貴之、MF町田也真人、DF近藤直也ら主力の状態は良好。戦力面において、6位からの下克上へ死角はない。

【キープレーヤー】

◆FWガブリエル・シャビエル(名古屋グランパス)
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▽名古屋のキープレーヤーは、“魔法使い”と評される創造性と独特な感性を持つガブリエル・シャビエルだ。同選手は今夏加入ながら7ゴール14アシストと活躍。風間グランパスの攻撃的サッカーをより活性化させるキーマンとして、抜群の存在感を示した。ケガの影響でやや落ち込んでいたパフォーマンスレベルも改善の兆し。ゴールに繋がるプレーに注目だ。

◆FWラリベイ(ジェフユナイテッド千葉)
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▽千葉の注目プレーヤーは、チームのスコアラーであるラリベイだ。今シーズン加入ということもあり、序盤は適応に苦しんだが、徐々にストライカーとしての才能を発揮。シーズン折り返しの23節以降、11ゴールと得点源としての役割を見事に遂行してみせた。ちなみに、第41節での対戦時は、名古屋相手に2ゴール。良いイメージを持って今回の一戦に臨めそうだ。