故障者/福岡=岩下、ジウシーニョ 東京V=なし
出場停止/福岡=なし 東京V=なし

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J1昇格プレーオフ準決勝
アビスパ福岡 - 東京ヴェルディ
11月26日(日)/13:00/えがお健康スタジアム
 
アビスパ福岡
今季成績(全日程終了時):4位 勝点74 21勝11分10敗 54得点・36失点
 
【最新チーム事情】
●公式HP上で、九州にホームタウンを置くJリーグのサポーター、九州のサッカーファミリーに応援を呼びかけた他、当日はホーム側ゴール裏に「九州サッカーファミリーエリア」を設置。九州サッカーファミリーの力を結集してプレーオフ決勝を目指す。
●アビスパ福岡の支援組織であるアビスパグローバルファミリー(AGA)の会員が3万人を突破。
●最終節の岡山戦で長期離脱していた實藤友紀が復帰。プレーオフに向けてコンディションを上げている。
●プレーオフ準決勝に向けた23日の練習は非公開で行われたが、祝日ということもあって多くのサポーターが雁の巣球技場に訪れて選手を激励。選手たちもJ1昇格を誓っていた。
 
【担当記者の視点】
 前半戦を首位で折り返しながら自動昇格を逃し、4位でプレーオフに回ることになった福岡だが、チームに落胆の色は見えない。「あと2試合、昇格のチャンスをもらったと捉えている。選手も昇格という目標に向けて、この2試合を勝ち抜くという想いは強い。雰囲気は悪くない」とは井原正巳監督。どういう形であれ、1年でJ1に帰るという強い想いで、クラブ、チームスタッフ、選手はひとつになっている。
 
 対戦相手である東京Vとの今シーズンの対戦成績は1勝1分。ドウグラス、アラン・ピニェイロを擁する強力3トップに対して1点も許すことはなく、アビスパの堅守を示した。だが、プレーオフはまったく違った戦い。「無失点はポジティブに捉えつつも、それを意識しすぎると足もとをすくわれる。受けに回らずにやりたい。攻守両方において自分たちから仕掛けていける形が取れればリズムはできる」と山瀬は話す。
 
 勝負を分けるポイントは、東京Vの攻撃力をいかに抑えるかだと見られているが、それ以上に福岡の課題とされているのは、90分間にわたって隙を見せない戦いができるかということ。失点数はJ2では最少。被シュート数でもJ2最少を記録するが、後半戦は、守備組織を崩されていないのに一瞬の隙を見せて失点するという試合を繰り返し、それが4位に順位を落とした要因にもなっている。長く続いている課題をリーグ最終戦からの1週間でどこまで改善できたか。それが決勝進出への鍵を握っている。
J1昇格プレーオフ準決勝
アビスパ福岡 - 東京ヴェルディ
11月26日(日)/13:00/えがお健康スタジアム
 
東京ヴェルディ
今季成績(全日程終了時):5位 勝点70 20勝10分12敗 64得点・49失点
 
【最新チーム事情】
●前節、体調不良により欠場した渡辺と負傷交代した井上はコンディションに問題なし。
●2連勝でレギュラーシーズンを締めくくった。守備に安定感あり。
●出場停止明けの井林とウェリントンのエアバトルが見もの。
 
【担当記者の視点】
 レギュラーシーズン最後の5試合を3勝1分1敗で乗り切り、プレーオフ出場権を掴み取った東京Vと、1勝3分1敗で順位を落とした福岡。勢いでは東京Vに分がありそうだ。
 
 今季の対戦成績は東京Vの1分1敗。39節のゲームでは、東京Vが有利に試合を進めながら、仕留め損なって引き分けた印象だが、福岡はウェリントンをはじめ、主力に出場停止や故障者がいたため参考外と言える。
 
 東京Vが勝機を見出すためには、左ウイングの安西の突破力を積極的に活用したい。前回は駒野の老獪なディフェンス術に抑え込まれたが、安西は試合を重ねるごとに成長を見せている。最終節の徳島戦で見せたパフォーマンスは突出しており、ゲームの流れを見事に引き寄せてみせた。
 
 年間順位が上の福岡にアドバンテージがあり、早い時間の失点を回避するのは最低条件。井林を中心とするディフェンス陣の踏ん張りに期待が懸かる。両者、完全に均衡した状態はあり得ないのがプレーオフの妙だ。福岡を「リードは奪えていないが、このままでも勝ち上がれる」状態に置き、相手のお株を奪う蜂の一刺しをお見舞い。先制できれば、最後まで守り切る力がいまの東京Vにはある。どのタイミングで勝負に出るか、ロティーナ監督の采配にも注目だ。