元SMAPの3人

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SMAP「AbemaTV」舞台裏 「ジャニーズ副社長」vs.「元マネージャー」(3)

 11月2日から5日にかけて放映されたAbemaTV「72時間ホンネテレビ」は、初めて元SMAPの3人が揃い踏みした番組となった。この放映はさまざまな波紋を呼び、例えばテレビ各局は「72時間テレビ」を取り上げないよう、ジャニーズ事務所から命じられることもなく“自主規制”。視聴者には見えない“大人の事情”があったのだ。

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 それに比べれば、番組終了翌日の11月6日、揃ってフィナーレを取り上げたスポーツ紙はまだ自由だったか、と思われるが、

「いやいや。各紙、その横に並んでいる大きな記事を見てくださいよ」

 と言うのは、スポーツ紙の芸能担当デスクである。

元SMAPの3人

 見ると、いずれの社も横には、ジャニーズ事務所の「Hey!Say!JUMP」のメンバー・山田涼介が来年1月からの日テレドラマの主演に決まったとの記事が写真入りでデカデカと載っている。

「発表モノを同じタイミングでぶつけ、番組の記事の相殺を狙ったんでしょう。ちょっと露骨すぎますが、我々としては取り上げざるを得ませんからね。同時に、事務所から各紙の担当者に“アベマの件、あんまり騒がないでね”とお願いの電話があったそうですから……」(同)

 結果、ドラマの記事も大きくなったというカラクリなのである。

「2人」と「3人」のこれから

 細かく見れば、両者の思惑に大の大人が右往左往。思慮に思慮を重ねて、珍妙な結果を生んでいるのは実に滑稽に思える。

 ジャニーズ事務所は、

「ご指摘のような事実はございません」

 と言うのみだけれど、では、こうした“喜劇”は今後も続くのか。それは、「2人」と「3人」の、それぞれの浮沈に掛かっている。

「稲垣、草なぎ、香取サイドは、主にジャニーズの影響が及ばないところで仕事を見つけていくと思います」

 と言うのは、芸能ジャーナリストの佐々木博之氏だ。

「テレビ局、とりわけキー局はなかなか難しいでしょうから、映画やCM、何よりネットメディアに活路を見出していくのではないでしょうか。実際、ジャニーズ時代はご法度だったSNSを、3人は独立後、すぐに始めていますからね。ただ、新しい分野ですから、どこまで稼げるかはまったくの未知数ですが」

 また、そんな彼らのキーコンテンツは東京パラリンピック。分裂前からSMAPが関連の公式応援サポーターを務めていた縁で、飯島女史はこの分野に強い。事実、この11月、香取はNHKのパラスポーツ特番で進行役を務めることが決定。これが独立後、3人の地上波初の新規出演となるのだ。

 一方の「2人」はどうか。

「中居くんは、司会の仕事が入っていますし、キムタクもコンスタントに、ドラマ、映画に出演している。それぞれの得意分野では堅調。ただ、気になるのはキムタクのCM。騒動以後、数を減らしていっていますからね」(同)

 公式HPによれば、木村のテレビCM契約は現在たったひとつ。残留組も独立組も、一進一退というワケなのだ。

 終わりに、

「争いの火種は今後もまだまだ出てきますよ」

 と言うのは、先の芸能担当デスクである。

「例えば、最近フジテレビで長らくSMAP関係の番組の宣伝を担っていた女性社員が退社しました。彼女は、飯島さんと非常に親しく、今後3人の広報を手伝うとか。これだって、ジュリーさんとしては、面白くない動きでしょう……」

 戦いの第2幕も、始まる。

 もっとも、どちらが勝ったって、元メンバーの溝と傷は深まるばかりなのだが。

「週刊新潮」2017年11月23日号 掲載