今季のACLホームゲームで数多の逆転劇を演じてきた浦和。それを支えたのが絶対的な堅守。決勝トーナメント以降の3試合でわずか1失点しか喫していない。(C)SOCCER DIGEST

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 いよいよ今夜、アジア王者が決定する。埼玉スタジアムで行なわれるアジア・チャンピオンズリーグ決勝第2レグ。アウェーでの第1レグを1-1のドローで終えた浦和レッズは、このアル・ヒラル戦で勝利するか、ゲームをゼロ封で終えれば、10年ぶりの戴冠だ。
 
 大一番を目前に控えて大々的なプレビューを展開しているのが、米ネットワーク局『Fox Sports Asia』。アジアサッカーに精通するジョン・デュアデン記者(英国出身)とスコット・マッキンタイア記者(豪州出身)がそれぞれゲームを展望し、ともに第2レグのスコアを「浦和 1-2 アル・ヒラル」と予想したのだ。2戦合計3-2でアル・ヒラルの勝利……そのココロやいかに!?
 
 まずはデュアデン記者で、ゲームの見所は「浦和がアル・ヒラルの攻撃をどこまで食い止められるかに尽きる」とし、こう書き綴った。
 
「かならずしも勝利が求められていないなかで、浦和がどこまで攻撃的な姿勢を打ち出すかだろう。ノックアウトステージに入ってから彼らは3試合をホームで戦っているが、勝利が不可欠とされたなかでも1失点しか献上していない。かたやアル・ヒラルはそんな浦和の出方を窺いつつ、冷静に戦況を見極めながら、持ち前の破壊力を発揮できるか。かなりタイトなゲームになるだろうが、私はアル・ヒラルが2-1で勝利し、凱歌を上げると予想する。王者に相応しい内容を示し、その攻撃力で浦和を打破するのではないだろうか」
 
 続いてはマッキンタイア記者だ。こちらも守の浦和、攻のアル・ヒラルの構図は第1レグから変わらないとしつつ、「レッズの4バックは変則的だ。本来セントラルMFの遠藤航と阿部勇樹がそれぞれ右SBとCBに入り、本来CBの槙野智章が左SBに配置されるはずだ」と最終ラインの構成を推測。そのうえで、「アル・ヒラルはこの守備網をふたりの“10番”が崩しにかかる。ナワフ・アル・アベドとサレム・アル・ドサリで、ともに運動量が豊富で裏へ抜け出す能力に長けた攻撃的MFだ。このコンビと浦和守備陣の駆け引きが最大のハイライトになる」と位置付けた。

 そして同記者もデュアデン氏と同じスコアを予想。「正義の虹があるなら、アル・ヒラルが勝利するだろう。今季のACLで一度も敗れておらず、ゴールラッシュを決め込んできた。かたやレッズは3分の1のゲームで敗北を喫している(13試合で4敗)。私が賭けるなら、ダイナミックなサウジ・サイドだ。日本の地でゴールをもぎ取り、(2002年に)新たにACLとなってから初のタイトルを獲得するだろう」と言い切った。
 
 要はアル・ヒラル自慢のアタッカー陣が、浦和の堅牢をこじ開け、打ち勝つというわけだ。浦和サポーターにとっては決して看過できないプレビューだが、その見立てを覆してもらうほかない。ホームチームの攻守両面におけるハイパフォーマンスに期待だ。