R・シルバが故障の不安を一掃、スタメン出場が濃厚か 「全ての風が僕たちに吹いている」

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第1戦で右足首を痛めた俊足FW 「痛みもないし、万全」と第2戦へ自信

 負傷が懸念された浦和レッズの俊足FWが、大一番に向けて完全復活した。

 25日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦、アル・ヒラル(サウジアラビア)戦に向けての前日練習を終えたラファエル・シルバは、「痛みもないし、万全」と自信を覗かせた。

 シルバは18日に敵地で行われた初戦の前半7分、左サイドの低い位置からドリブル突破で敵陣を切り裂いてビッグチャンスを創出。ラストパスは通らなかったが、クリアしようとした相手DFに素早く詰めてボールを跳ね返すと、それがゴール内に飛んだ。これが浦和にとって貴重なアウェーゴールになり、1-1の引き分けで乗り切る原動力になった。

 しかし、シルバは後半に右サイドでプレーした際に相手選手と接触して負傷。そのまま右足首の痛みで交代を余儀なくされた。帰国してからのトレーニングでも別メニューでスタートしていたが、冒頭15分を除く非公開練習で行われた前日トレーニングでは通常通りのメニューを消化した模様だ。

 シルバは「ベストを尽くして準備をしてきたので万全です。体の面では、痛みもないし、万全ですね。良いコンディションでプレーできる」と、状態の不安を一掃。左サイドの守備で近い関係になるMF長澤和輝とロドリゴ通訳を交えて綿密な打ち合わせをする姿もあり、初戦と同様に左サイドアタッカーとしてスタメン出場することが濃厚だと言えそうだ。

「サポーターのためにも良い試合をしたい」

「相手の良さを消しながら、自分たちがスペースを使うクレバーなプレーをしたい。個人だけでなく、チームで連携して相手が怖がるプレーをしたい」

 アウェーゴールのアドバンテージを得て迎える第2戦に関しては、初戦の再現を狙う。

 今季ホームで全勝を誇るACLでの大一番だが、「明日に向けて、全ての風が僕たちに吹いている。僕らだけでなく、サポーターのためにも良い試合をしたい」と、満員のスタジアムでの勝利を誓った。

 2007年に浦和がアジア王者に輝いた際も、FWワシントンやMFロブソン・ポンテといったブラジル人アタッカーが試合を決定づける働きで大会を勝ち上がってきた。その偉大な存在に近づくようなプレーをシルバが見せることは、そのまま浦和が10年前を再現するかのような戴冠につながるはずだ。

【了】

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images