<カシオワールドオープン 2日目◇24日◇Kochi黒潮カントリークラブ(7,315ヤード・パー72)>

シード争い最終章。「カシオワールドオープン」2日目が終わり、望みをつないだ者、シードを失った者、祈りながら待つ者、会場には様々な表情があふれた。年間通しての出場権を得られる第1シードは賞金ランク60位までだが、出場義務試合数未達の者を除けば64位まで。前半戦の出場権を手にする第2シードは同75位までだが、同様の理由で今季は80位まで下りると見られる。

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望みをつないだのは、16年連続でシードを守りながら、ケガの影響で賞金ランク95位に低迷している近藤共弘。トータル2アンダー・16位タイと上位で決勝ラウンドへ駒を進めた。同96位の星野英正はトータル1アンダー・26位タイで予選を突破。同90位の岩本高志、同91位の深堀圭一郎、同102位の平塚哲二はそろってトータル2オーバー・54位タイのカットライン上で首の皮一枚で望みをつないだ。平塚は最終9番で1.5メートルのしびれるパーパットを入れて満面の笑みでホールアウト。「疲れましたよ(笑)残り?頑張りますよ!楽しみながらね」と話しながら、足早に日の暮れた練習場へ足を向けた。

予選落ちでシード喪失が確定したのが、カート・バーンズ(オーストラリア)、市原弘大、増田伸洋、小林伸太郎、チャプチャイ・ニラト(タイ)の5名。市原は「いいリセットの時間というふうにとらえます。前向きでも後ろ向きでもなく。正直、このままシードに入っていたとしても、来年はダメだったと思う」と自分のゴルフと向き合う良い機会と前を向いた。来週のファイナルQTはもちろん受験するが、かねてより参戦していたアジアンツアーも、再び視野に入れるという。

増田は「良い時と悪い時がはっきりしている年だった。“悪い”をせめて“ちょい悪”くらいにできれば…。悪いなりにスコアをまとめることができればいいけど、それができなかった。いろいろ変えていかないといけないと思った1年だった」と今季を総括。小林は「パッティングが去年よりも入りませんでした。いろいろな練習をしたんですけど…。ショットは良かったんですけどね。パットに尽きますね。できる努力は全部したつもりです。明日からは2018年のゴルフ、区切りをつけていきたいです」と言葉を搾り出した。

祈りながら待つ身となったのは賞金ランク73位の日高将史。今季はここまで4試合のみの出場で1千万円以上を稼ぎ、第2シード圏内に。この試合でさらに上積みして第1シード入りを狙ったが、残念ながら予選落ちに。「大丈夫だとは思いますが、こうなったらもう待つことしかできないですよね。祈るしかないです」、QTに行く可能性もゼロではないため、気持ちを切らせるわけにはいかない。

同じく今大会で予選落ちを喫したのが賞金ランク74位の丸山大輔と同75位の浅地洋佑。「5人以上に抜かれなければ残るとは思いますが、どちらに転んでもいいように心構えします」と浅地。ただ待つ身の選手たちにとっては、いつにも増して、長く感じる週末となりそうだ。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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