【鳥栖vs磐田プレビュー】鳥栖はホームゲームは11勝1分4敗と好成績…磐田は大学生ストライカーの起用も

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■サガン鳥栖 ビクトル・イバルボのキープ力を生かした厚みのある攻撃を展開できるか

【プラス材料】
 今季、ここまでホームゲームは11勝1分4敗と好成績を残している。しかも、ホームでの無得点試合は1つもない。

 ビクトル・イバルボ、小野裕二といった前線の選手に加え、2−1で勝利を収めたリーグ前節のFC東京戦は原川力、けがから復帰した福田晃斗がゴールを決めるなど攻撃陣は勢いを増している。福田は、今節がホーム最終戦ということもあり、「勝って今季のホームゲームを終われれば、来年にもつながる」とホーム2連勝へモチベーションを高めている。

 今季のリーグ戦は連勝が1度しかない鳥栖だが、サポーターへの感謝を示すためにも勝ち点3をプレゼントして勝利の喜びを分かち合うつもりだ。そのためには、イバルボのキープ力を生かした厚みのある攻撃を展開できるかが今節のポイントとなる。

【マイナス材料】
 磐田とJ1での対戦成績は2勝2分3敗と負け越している。

 しかも、今季アウェイで行われた第7節は、88分に先制点を挙げたものの、そこから2点を奪われて逆転負けを喫した。小野は「アウェイでは悔しい負け方をした」とその敗戦を鮮明に記憶しているが、これは他の選手も同様だ。前節のFC東京戦でも自分たちのミスから後半アディショナルタイムに失点しているだけに、試合をしっかりと締めることが求められる。

 現在、4試合連続失点中なのも気がかりなポイント。この間、2勝2敗とチームの成績が落ちているわけではないが、常に無失点を目指しているチームだけに、ホーム最終戦では鳥栖らしい無失点試合をサポーターに見せたいところ。

文:荒木英喜

■ジュビロ磐田 7試合ぶりの敗戦を引きずらないことが重要

【プラス材料】
 リーグ前節の柏戦は前半に試合を支配されながら、試合中に攻守で積極的な姿勢を取り戻した。後半は完全に主導権を握り、被シュートは1本のみ。3バックから4バックに変更する柔軟性も披露し、0−1で敗れたものの鳥栖戦につながる戦いにした。

 後半にチームを勢いづけたのは、好調のアダイウトン。ブラジル人アタッカーは左サイドを制圧し、果敢なドリブル突破で何度も好機を作った。2−1で勝利した4月のホーム戦では土壇場で同点弾を決めるなど相性は良い。体の切れも抜群で、今節も相手の脅威になってくれそうだ。

 JFA・Jリーグ特別指定選手のFW中野誠也が21日の練習から合流しており、名波浩監督は鳥栖戦のベンチ入りを示唆する。関東大学1部リーグで歴代最多タイ20得点を挙げて得点王を獲得し、筑波大の13年ぶりリーグ制覇に貢献した点取り屋の起用にも注目が集まる。

【マイナス材料】
 前節はシュート12本が空砲に終わり、無得点で敗れた。後半は多くの絶好機を作ったが、決定力不足を露呈。シュート4本を放ったFW川又堅碁を中心に、攻撃陣の奮起が勝利には欠かせない。

 前節はオウンゴールで柏に決勝点を許した。劣勢の時間帯で粘り強く耐えていただけに、ショックの大きい失点だった。7試合ぶりの敗戦を引きずらないことが重要になる。

 左腓腹筋の肉離れから復帰した山田大記が、今週の練習で再離脱。診断結果は出ていないが、今季中の復帰は厳しいと予想される。
 
 敵地での鳥栖戦はカップ戦を含めて1勝3敗と負け越している。さらに、鳥栖は今季のホーム戦でリーグ1位タイの11勝を挙げており、本拠地で圧倒的な強さを誇る。磐田は難しいアウェイでの戦いを強いられそうだ。

文:totoONE編集部