福岡タワーの点灯式に登場した大泉洋&松田龍平

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12月1日(金)映画の日に公開となる映画「探偵はBARにいる3」で主演の大泉洋&松田龍平が11月17日に来福し、福岡タワー点灯式と合同会見が行われた。

【写真を見る】会場に集まった1000人の観客の声援に応える大泉洋&松田龍平

福岡タワーの点灯式会場には、2000人の応募の中から抽選で当選した700人の観客に加え、一般観覧300人が集まった。

とにかくサービ精神いっぱいの大泉洋と隣りでニコニコ微笑みながらも、絶妙なタイミングでツッコミを入れる松田龍平。映画のコンビそのままのやり取りに、会場は大盛り上がり!

「『探偵はBARにいる』の1と2を観た人は?」と大泉が会場に声をかけるも、なかなか手があがらずだが、猛烈に「今からでも遅くない!」と映画の魅力を語ってくれた。

しゃべり過ぎる大泉の横で、クールに、でも絶妙な間合いでツッコミを入れる松田龍平。しかし、この人もかなりおもしろい!

本作は、2011年に「探偵はBARにいる」2013年に「探偵はBARにいる2」が公開されて大ヒット。4年の歳月を掛け、満を持していよいよ「探偵はBARにいる3」が12月1日映画の日に公開される。

公開にあたっての気持ちを聞かれると大泉洋は「北海道でテレビのロケをしていると、『洋ちゃん、探偵はまだやらないの?』と声を掛けられて、ファンの方も待っていてくださっているのだなと思っていました。これだけ期待が大きいと、前作を飛び越えておもしろいものにしないといけないという思いもあって、台本を作り込むのに4年もかかりました。その甲斐あって、おもしろい作品になっています」と語り、松田龍平は「今回は4年空きましたが、何年空いてもこうして3がやれることを幸せに思っていますし、これからも続けていけたらなと思いながら、宣伝をやっています(笑)」とすでに今後の意気込みも出るほど。

シリーズ3作目となる本作は、探偵役の大泉洋に、探偵の相棒兼運転手役の高田を松田龍平が演じ、その絶妙なコンビネーションが作品の魅力のひとつでもある。

久しぶりの共演について大泉は「4年も空いた気がしなくて、毎年やっているかのように最初のシーンから、スッと入れました」。松田は「しばらく高田を思い出せなくて、大泉さんの探偵の演技を見ながら、思い出しました。前作も大泉さんの探偵がこう演じるならと、高田のキャラクターを決めていたので大泉さんの演技を見たらすぐに思い出せました」とクランクインを振り返った。

このシリーズは、俳優・大泉洋を大抜擢して制作された映画。なので、大泉には思い入れは大きいようだ。「この作品を機に、多くの作品から声がかかるようになったきっかけの作品でもあります。僕にとっては大切な作品です。この映画を他の北海道出身じゃない人が主演をしていたら、どんな思いだっただろうと思うと、私で良かったとホッとするばかりです(笑)」。

今回の撮影は、共演者と食事に行く機会が多かったらしく「ほとんどの共演者と晩ご飯を食べに行きました。僕が食事する店を選んで、その後は、福岡出身なのになぜか札幌のバーに詳しいリリー・フランキーさんにバーに案内してもらいました。ただ龍平くんが忙しかったので大変そうでしたけど…」と言うと松田は「久々に撮影で行って、雪の札幌はやっぱり好きだなと思いました。大泉さんにおいしいお店に連れて行っていただくんですけど、これだけ札幌に来ているならそろそろ自分でも…と思っています(笑)。その帰りにホテルまで歩いている時に、しつこいくらい歩き方を教えてくれるんですよ。それは札幌のいい思い出ですね」。

最後に大泉が「この作品は、福岡出身の俳優さんがたくさん出ています。リリー・フランキーさん、松重豊さん、野間口徹さんとか。ちょっと札幌の風景が多めに映っていますけど、福岡の映画でもあります。だから福岡の人にたくさん観て頂きたいですね!」と会見を締めてくれた。

【九州ウォーカー編集部/取材・文=文乃】(九州ウォーカー・文乃)