ヴィッキー・チェン

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(台北 24日 中央社)台湾で生まれ、中国大陸・北京で育った女優のヴィッキー・チェン(文淇)。9歳でデビューしたヴィッキーは弱冠14歳ながら、25日に発表される第54回ゴールデン・ホース・アワード(金馬奨)で主演女優賞と助演女優賞の2部門に名を連ね、注目を浴びている。「(賞を)両方とも欲しい。期待を高く持ち過ぎないよう抑えなければ」。中央社の単独インタビューに応じたヴィッキーは演技で見せる成熟さとは裏腹、14歳の少女らしく無邪気な笑顔を見せた。

ヴィッキーはヴィヴィアン・チュイ(文晏)監督の「天使は白をまとう」(嘉年華)で、ホテルで不法就労する少女を演じ、スー・チー(舒淇)やシルヴィア・チャン(張艾嘉)らベテラン女優とともに主演女優賞にノミネートされた。ヤン・ヤーチェ(楊雅[吉吉])監督の「血観音」では、裕福だが複雑な家庭環境を抱える一家の娘に扮し、助演女優賞の候補に選ばれた。

インタビューに同席したヤン監督は、ヴィッキーを「正真正銘の中二病」だと笑う。ヴィッキーは最初は「そんなことない」と否定するも、撮影の休憩中に役になりきってふざけながらセリフを叫んでいたエピソードを暴露されると、大人しくなっていた。

今後も女優の道を歩き続けることを決意していると語るヴィッキー。「これまでの撮影には楽しい記憶しかない。泣くシーンや悲しい出来事は思い出せない」。役からは素早く抜け出せるという。14歳の天才女優には輝かしい未来が待ち構えていることだろう。

(鄭景ブン/編集:名切千絵)