日本を訪れる中国人旅行客の多くが、日本の「サービス」の質の高さに驚くという。これは百貨店や商業施設などの販売スタッフの接客が素晴らしいということだけではなく、タクシーやバスの運転手、地下鉄などの駅員など、中国人旅行客が日本で接する人びとから「高い職業意識」が感じられるということなのだろう。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本を訪れる中国人旅行客の多くが、日本の「サービス」の質の高さに驚くという。これは百貨店や商業施設などの販売スタッフの接客が素晴らしいということだけではなく、タクシーやバスの運転手、地下鉄などの駅員など、中国人旅行客が日本で接する人びとから「高い職業意識」が感じられるということなのだろう。

 この職業意識という点で、日本と中国で最も顕著に異なっている職業の1つに「公務員」を挙げることができよう。日本の公務員は横柄な振る舞いは見せず、むやみやたらに権力を振りかざすようなこともないが、中国では横柄な態度の役人は少なからず存在する。

 そのぶん、日本で公務員に接した中国人の多くは、日中の違いに驚きを禁じ得ないようだ。中国メディアの今日頭条は20日、日本の「市役所」における対応を紹介する記事を掲載し、日本と中国の違いを強調する記事を掲載した。

 留学やビジネスなど、様々な理由で日本に住む外国人は多いが、日本で暮らすにあたっては、住所がある地域の役所で手続きをする必要があるが、記事は中国の市人民政府に当たる日本の市役所では職員の態度は素晴らしく、「中国のようにお役人様を前に手続きをする感覚がまったくしない」と紹介。

 日本の役所では誰でも「順番」で手続きをすることができるが、中国では未だに賄賂がなければ話が進まず、いくら待っても自分の順番が来ないということもあり得ることだ。記事は、日本では職員の顔色を伺う必要もなければ土産物や袖の下も不要であることを伝え、日本と中国では同じ公務員、同じ役所でも仕事ぶりには大きな違いがあることを強調した。

 さらに、日本では市長に直接、意見を訴えることができるとしたほか、市役所の建物は簡素で質朴であることも中国とは大きな違いだと指摘。中国では政府関係の建物は頑丈で豪華な造りとなっていることが多く、2008年に四川大地震が発生した際、民家や学校が軒並み倒壊したにもかかわらず、地元の政府庁舎はびくともせず、税金の使い道を巡って批判が起きたことがある。日本と中国では確かに公務員や役人の態度や権力の集中度合いは大きく違っていると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)