福ふくらーめん(800円)。麺はモッチリとした中太ストレートを使用

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2017年3月1日にオープンした「麺処 福ふく」。その看板メニューが、その名も福ふくらーめん。塩ラーメンに、あるユニークな具をトッピングした斬新な一杯で人気を集めている。

【写真を見る】JR赤塚駅から徒歩10分ほど。清潔感ある白い外観が目を引く

■ 今はなき水戸の名店の味を受け継ぐ

女性店主の堀川眞由美さんは、水戸市で約20年間愛されてきた「めんや 福助」(2016年閉店)の元接客スタッフ。同店の店主が引退を決意し、店を閉めることになった際、「福助の味を途絶えさせたくない」との思いから、店主の手ほどきを受け、一からラーメン作りを学んだ。そして2017年3月に、自らの店「麺処 福ふく」をオープンさせた。

醤油や味噌など、多彩な味がそろうが、自慢は塩らーめん(640円)。なかでも「福助」の店主が考案した福助らーめんの復刻版、福ふくらーめん(800円)を看板メニューに据えている。

■ 締めまで楽しめる、丼一杯のフルコース

福ふくらーめんのベースは塩らーめん。石垣島の天然塩と羅臼昆布にこだわった塩ダレが決め手で、まろやかで優しい味わい。これだけでもかなりの完成度だが、このメニューの主役は具。フワフワの溶き卵、さらにはなんと焼きおにぎりが入っているのだ。

まずは普通にスープと麺を味わい、麺を食べ終えたら、焼きおにぎりをほぐして、溶き卵と絡めれば雑炊に。この一杯で締めまで楽しめるよう工夫されていて、まさに丼一杯のフルコースと言ったところ。

また、焼きおにぎりの上にのった梅肉を途中でスープに溶かしてもよし。まろやかな塩スープが、よりスッキリでさわやかな味に変化する。

もちろん、焼きおにぎり以外にも、大判のチャーシューやメンマ、キクラゲ、半味玉などものり、コストパフォーマンスが抜群だ。

■ 手作りにこだわった餃子も人気

「麺は1.5玉の中盛(+100円)、2玉の大盛(+200円)もできます。学生さんは麺中盛、または半ライスをサービス。お腹いっぱい食べてください」と堀川さん。

サイドメニューも豊富で、ラーメンのお供には、手作りにこだわった餃子250円(5個)がおすすめ。豚肉のほか、キャベツやニラなどが入っていて、そのまま食べても味がしっかり付いている。ニンニクが少なめで、臭いがほとんど残らないので、女性にも好評だ。【ラーメンウォーカー編集部】(東京ウォーカー・編集部)