健康志向で毎日のビタミンサプリメント摂取を日課としている方は多いと思いますが、適正量ならともかく、飲めば飲むほど良いという感覚でビタミンサプリメントを摂取している人は要注意です。というのもビタミンは摂り過ぎると健康どころか、むしろ健康を害することがあるからです。

摂れば摂るほど良いわけではない!

以前からビタミンCとビタミンEは長期的に摂取することで、虚血性心疾患や脳血管障害の予防に効果が期待できるとされてきました。しかし米国医師会の学術誌JAMAにて、残念な事実が報告されたのです。それはビタミンCはまだしも、ビタミンEをとり過ぎることによって疾患の予防どころか、逆に出血性脳卒中といった疾患のリスクを高めてしまうケースもあるというのです。

アメリカの研究によれば脳卒中リスクが1.74倍に

学術誌JAMAで報告された研究内容はというと、約1万5000人のアメリカ人男性医師を対象として8年間にわたって追跡調査されたもので、一方にはビタミンCとビタミンEを摂取させ、そしてもう一方にはビタミンCとビタミンE偽薬を毎日摂取させるもの。8年後の結果としては、心筋梗塞などの心疾患や脳卒中などの脳血管障害の抑制効果は見られませんでした。更に長期的にビタミンEを摂取させた場合、逆に脳卒中リスクが1.74倍になることが明らかになりました。つまりビタミンは摂ればとるほどその恩恵を受けられるわけではなく、逆に健康を害してしまう恐れがあるということです。

脂溶性ビタミンに特に注意

上記で摂り過ぎが健康を害する結果となったビタミンEですが、このビタミンEは脂溶性ビタミンのひとつとして知られるビタミンです。ビタミンは主に水に溶けやすい水溶性ビタミンと脂に溶けやすい脂溶性ビタミンとに分類されているのですが、水溶性ビタミンは多めに摂取しても体外に排出されやすい性質があるのですが、脂溶性ビタミンにいたっては水溶性のように体外に排出されない性質があるので、体内に残存しやすく、人体に害を及ぼす危険性があるのです。具体的には脂溶性ビタミンはビタミンA・D・E・Kとされています。このうちのひとつビタミンEを摂り過ぎた場合、脳卒中リスクが高まってしまうというわけですね。もしこれらビタミンをサプリメントで過剰に摂取している心当たりがあるなら、今一度正しい飲み方を見直してください。


writer:サプリ編集部