技術の進歩とその活用が新たな未来を切り開くものだが、日本企業の技術開発には中国の技術者も注目を寄せているようだ。中国メディアの今日頭条は16日、「中国人にとって最も敬服すべき日本企業」について紹介し、世界で大きな存在感を示すエプソンを紹介している。(イメージ写真提供:123RF)

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 技術の進歩とその活用が新たな未来を切り開くものだが、日本企業の技術開発には中国の技術者も注目を寄せているようだ。中国メディアの今日頭条は16日、「中国人にとって最も敬服すべき日本企業」について紹介し、世界で大きな存在感を示すエプソンを紹介している。

 記事は、中国の会社で日常的に使用される機器のなかで、プリンターはパソコンに次いで「必需品」としての地位を確立していると指摘し、そのプリンターは「エプソン」のものである可能性が高いと紹介。さらに、プリンターのメーカーとして中国でも知られているエプソンはプリンター以外にもプロジェクターやAR(仮想現実)眼鏡、人工知能を搭載したロボットなど中国人の興味をそそる製品を数多く開発していると紹介した。

 続けて、エプソンのインクジェットプリンターは世界で2000万台も販売されたが、そのうち356万台は中国国内で販売されたとし、非常に激しい競争が繰り広げられる中国でも高い知名度を獲得しているメーカーだと指摘。また、企業や学校などで幅広く使用されているビジネスプロジェクターでもエプソンは非常に高いシェアを獲得しており、中国で最大のシェアを獲得しているのがエプソンだと紹介した。

 またエプソンの開発した商品のAR眼鏡は「見た目は普通の眼鏡とさほど変わらず、60gほどの重さしかないが最先端の技術が集結している」とした。人が実際に感知する情報に、更に別の情報を加えるというのが拡張現実(AR)であり、将来様々な用途に活用されてゆくことが期待されている技術だ。

 記事は、エプソンは目立たないものの、中国人の生活やビジネスを支えている日本企業であり、その製品からは「匠の精神」が感じられると主張。品質の高さや信頼性の高さなど、まさに日本人の真面目さを体現した企業であると伝え、エプソンは「中国人にとって最も敬服すべき日本企業」であると報じている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)