フジテレビ国際局が、YouTube、Facebook、Twitterで毎週金曜に配信している「金ため英会話」。出演者の永野と企画の発案者である国際局・国際部・末松千鶴氏に語ってもらった

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フジテレビ国際局では「フジテレビと世界を繋ぐ架け橋」になることを使命とし、“Fuji Television”のブランディングを、世界に向けて効果的に構築、発信する「グローバルなイメージ広報戦略」を行っている。

【写真を見る】永野は「もう自分が最近“性”を超えて、おばさん化してきてるんです!」と明かす

その取り組みの中の一つ、YouTube、Facebook、Twitterで2017年4月からスタートし、毎週金曜に配信されている「金ため英会話」では、ピン芸人・永野と書籍「試験に出ない英単語」シリーズの著者・中山氏がタッグを組み、テレビ局での会話や、外国人のおもてなしなどを「くだらないけどためになる英会話」として紹介している。

同企画が生まれたきっかけや、取り組みの裏側を出演者の永野と企画の発案者である国際局・国際部・末松千鶴氏に語ってもらった。

■ イメージと違った?個性豊かなスタッフ陣とは

――まず、どのようにしてこの企画は生まれたのでしょうか?

末松:国際部では現在、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据えた国内インバウンド事業に向けた取り組みを行っています。2020年には、訪日外国人が年間4000万人を超えると言われており、その方たちを相手に事業展開をしていかないといけないんですが、ふと「ところでみんな、そもそも英語話せるわけ?」と思ったんです。

そこでフジテレビでは社内向けに「ランチde英会話」という英会話講座を行い、さらに外に向けてもその高い志を示して(笑)、フジテレビのグローバル感をアピールしようと始まったのが「金ため英会話」です。

英会話講座というのはいっぱいありますから、「テレビ局ならではの差別化をしないと面白くない」と思い、構文を中山さんに作っていただけませんかというところから企画が始まりました。

このようにいろいろなお題目はあるのですが、結局は外国人の方と普通の世間話ができないと何も始まらないじゃないですか。たとえ中途半端に喋れても日本の文化についてより深く突っ込まれた質問を英語でされると、うまく説明できなくて、あたふたすることもあると思うんです。

そんな時に人をけむに巻くような英語で、自分のペースで英語を話せればこんなに面白いことはないんじゃないか?というところから、登場する構文は一風変わった内容になっています。でも、このあり得ない会話の単語を替えて応用すれば、きちんとした日常の英会話にも使えるんです。

――永野さんを起用された理由は?

末松:演者の方を探すに当たって、私は最初から永野さんに出ていただきたいと思っていたんです。ちょっと変わった英会話なので、それを表現していただくにはピッタリだなと思っていたんです。

永野:ありがとうございます!

末松:女性人気が特に高い方だなと思っていて。

永野:そうなんです! もう自分が最近“性”を超えて、おばさん化してきてるんです! そこが親しみやすいって言われますね! 後ろ姿は「おばさんの悲哀」みたいなものが出ちゃっていますしね。

末松:(笑)。女性にも男性にも、若い子にもおばさんにも、何にでも扮(ふん)していただけるというのが起用理由でもありますね。ただ、永野さんにはこんなマイナーな企画に乗っていただけないんじゃないかと思っていたので、事務所の方にまずご相談したら、面白がっていただきまして、永野さんにピッタリとおっしゃっていただけて、すごく感謝しています。

社内ビジョンで流れていることもあって業界の方に特に面白がっていただいていますね。ぜひこれからは一般の方にも広げていきたいなと思っています。

――永野さんはオファーを受けた時の率直な感想はいかがでしたか?

永野:最初に事務所から聞いたときは、「YouTubeの動画を撮る」ということだけしか頭に入っていなくて、一回撮ったら終わりかな?くらいに思っていたんです。そうしたら、まさかフジテレビの社内のモニターで流れて、こんなにずっと続くものになるとは思っていなくて、もう今はチームワークもバッチリですね!

ただ、イメージとは違いました。テレビ局の社員さんの勝手なイメージがあって、淡々と、ドライに撮影して終わりかと思ったんですけど、実際にお会いしたら、みんな表舞台に出ている人みたいな華があって、びっくりしました。あとはスタッフさんのほぼ全員が帰国子女で、ちょっと図々しいというか…(笑)。

末松:国際部なので、帰国子女が多くて、みんな英語がペラペラで、スタッフの中には雰囲気が貴公子っぽい人もいるし、クソ生意気な人もいるんですよね(笑)。

永野:こういう「クソ」って言葉も現場で飛び交うなんて思わなかったです。いつも写真を撮ってくださっているカメラマンの原さんという女性スタッフさんも、いい写真が撮れたら「Oh! Yeah!」とか普通に言うので、ドッキリなのかな?って思っていたんですよ。

「金ため英会話」なんてないんじゃないかって最初のうちは思っていましたね。みんなノリがいいんです!

そういうノリでまさかこんなに近く、熱い関係になれるなんて思ってなかったです。スタッフさんが皆さん派手に生きられている方なので、死なないでほしいです! 生き急いでいるロックスターみたいな。もう死んじゃうんじゃないか?っていう刹那感があるんですよ。

■ 当たり前の儀式となっている英会話練習法とは?

――永野さんは英会話の知識が全くない状態からのスタートだったのでしょうか?

永野:ないですね。ただ、元々洋楽が大好きだったんです。映画も洋画が好きで、英語への憧れはありました。洋楽の歌詞に触れていたので、構文を見て「この単語知ってる!」っていう楽しさもあります。

そういった意味では、普通の芸人さんが英会話に挑戦するよりは向いているんじゃないかと思いますね。元々英会話やっておけば良かったなという思いはあったので楽しいです。

末松:洋楽を歌っていたんですよね?

永野:え…!? 歌ってないですよ!

末松:あ、違いました?

永野:元歌手で、いろいろあって今芸人やっている人じゃないですよ! 元役者の芸人とかいますけど、最初からゴリゴリ芸人ですよ! 真っすぐ売れてこなかっただけです!

――英会話は上達しましたか?

永野:動画の中では、僕は英語を喋っていなくて、ナレーターの方が喋っているんです。ただ、イギリスにいらっしゃったスタッフさんに指導していただいて、一応自分も読めるようになってから撮影に臨んでいますね。それも、字面をただ読むというより、ネーティブの発音の「ツェ」とか教えていただいて、その指導が結構厳しいんですよ。「もっと“アァ”です」とか、ものすごく発音の駄目出しをされるんです。

今まで言えなかったので、この機会だから言いますけど、「僕は写真だけなのに何の意味があるんだろう?」って思っています(笑)。僕が読めるようになるのが当たり前の儀式みたいになっていて(笑)。でもそれで英会話を覚えていますね。

【「金ため英会話」で英会話に挑戦中の芸人・永野にインタビュー(後編)『最終目標は恩知らずな海外進出!』に続く】(ザテレビジョン)