大舞台を前に自信を漲らせる長澤。浦和に欠かせないキーマンとなった背番号15は、クラブにアジア王者の称号をもたらすことができるか。 写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 クラブ史上2度目のアジア制覇まであと一歩と迫っている浦和レッズ。中盤のバランサーである長澤和輝は悲願達成を期し、11月23日付けのアジア・サッカー連盟(AFC)のインタビューで強い意気込みを口にした。
 
 日本のクラブがAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝に進出したのは、2008年のガンバ大阪以来、9年ぶりの快挙。その事実について長澤は、「選手として本当に名誉」と語る。
 
 2015年12月に浦和に加入するまでは、ドイツ・ブンデスリーガのケルンでプレーしたことで、世界を知る長澤は、勝てばクラブワールドカップ進出となるACL制覇に使命感を覚えているようだ。
 
「最近は、日本人選手がACL決勝まで来れていない。だから、この舞台で戦えることは特権だと思っている。僕らはこのチャンスを、確実にモノにしなければいけない」
 
 今年7月30日にミハイロ・ペトロヴィッチ監督が解任され、堀孝史が後任に就いたのを機に、定位置を奪取した長澤。11月にはキャリアで初めて代表招集も受け、サムライブルーの一員としてプレーするなど、まさに乗りに乗っている若武者は、「今は全くプレッシャーは感じていない」と、運命の決戦を前にしても平常心を保っている。
 
 長澤が自信を漲らせるのは、やはり25日に行なわれる第2レグを本拠地で戦えることが影響しているようだ。真っ赤に染め上がったスタンドが織りなす格別の雰囲気を日常的に知る背番号15は、「サポーターの声を力に代えたい」と語る。
 
「サポーターは僕らに、ホームで“勝つための雰囲気”を作ってくれていると思う。もちろん、勝つためには巧くプレーする必要があるが、浦和ファンの声が僕たちの能力を引き出してくれると思う。彼らの作り出す雰囲気は本当に素晴らしく、勝つために最高のサポートになる」
 
 リヤドでの第1レグを1-1で折り返した浦和。はたして、彼らはチームとサポーターが一丸となれる埼玉スタジアムでの第2レグで、悲願の戴冠を成し遂げられるのか。運命の時が迫っている。