リモコンキーを持つ人が近づくと、ドアパネルに格納されていたドアハンドルが浮き上がってくる(右)

写真拡大

 ユーシンは自動車のドアパネルに格納される方式のドアハンドル「フラッシュハンドルシステム」を開発した。ハンドルが出っ張らないため、デザイン性や空力性能を高めることができる。完成車メーカーに提案を始めた。機能性などを確認し、高級車や電動車への搭載を視野に入れている。

 フラッシュハンドルシステムはハンドルと、ハンドル内に組み込むタッチセンサー、ドアを施解錠する装置「シンチング E―ラッチ」で構成する。

 リモコンキーを持った人が車に近づくとドア表面からハンドルが自動的に出てくる。ハンドル内側に指を通すとセンサーが反応してカギが開いて半ドア状態になり、軽く引けばドアが開く。

 運転席に乗り込んで半ドア状態にまで閉めれば、同装置が働いて完全に閉まる。運転者が車内のスイッチを押せばハンドルが格納される。車から降りてドアを閉めるときも、半ドア状態にすれば自動で閉まる。

 フラッシュハンドルは、空気抵抗を減らすために極力段差をなくす自動車デザインの考え方「フラッシュサーフェイス」の状態をつくり出すために開発された。

 出っ張りがないため見た目が良く、風切り音を減らせる。パワートレーンの電動化で静粛性へのニーズが高まる中、それに貢献できる製品と位置づけている。