メリッサ・ギルバート、過去の屈辱的な経験を告白も監督は否定

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ハリウッドの裏側で、女優・俳優・子役・女性スタッフらへの最悪なセクハラ、さらには強姦まで長年当たり前のように起きていたことが今になって発覚する中、ドラマ『大草原の小さな家』で主人公ローラ役を演じ日本でもお馴染みになった女優メリッサ・ギルバート(53)が、映画監督オリバー・ストーン(71)から過去に「酷い目にあった」と衝撃的な告白し、大騒動となっている。

ハリウッドにおけるセクハラが大問題になる中、女優メリッサ・ギルバートがラジオ番組に出演し、『JFK』『プラトーン』など素晴らしい作品でメガホンをとった人気映画監督オリバー・ストーンの映画『ドアーズ』のオーディションを受けた経験を明かした。重要なキャラクター「パメラ・コーソン」の役を狙っていたというが、この際ストーン監督は故意にメリッサに不愉快極まりない思いをさせたという。

この話題で監督の名は伏せたかったというメリッサだが、話が進むにつれ徐々に当時の状況を暴露。このように説明を続けた。

「もっと権力のある人達がその場にいたわ。そのうちのひとりが、オーディションの途中に私に屈辱的な思いをさせたの。そんな必要はなかったというのに。でもその前に私は彼に恥をかかせたことがあった。だから彼は、恨みを晴らしたわけ。私は泣きながら部屋から走って出て行ったわ。こうして話していながらも、彼の名を言うのが怖い。」

しかしその後「監督は挑発的なやり方をしたのですか」と問われ、メリッサはこう答えている。

「ええ。(脚本の)あるシーンを読まされたの。オーディションを受け、その後にこう言われたのよ。『君のために特別なシーンを書きくわえた。それを俳優と一緒に演じてみてほしい。2人の相性を確認したいんだ』って。」
「私のキャラクターは、両手足を床につけて『ベイビー、やってちょうだい』って言わなきゃならなかった。本当にいやらしくて、最悪だった。でも彼はこう言ったの。『さあ、演じてみせてほしい』って。」

これをメリッサは拒否し、動揺しきった状態でオーディション会場をあとにしたという。

「そう、泣きながら去ったの。これについては誰にも話さなかったわ。」
「事の発端は、私の発言が公の場で彼に恥をかかせたことだったの。」
「そう、オリバー・ストーンよ。私が受けたのは、映画『ドアーズ』のオーディションだった。」

同作品のオーディションでは「主演俳優ヴァル・キルマーがオーディションに来た女優(ケイトリン・オヒーニー)を必要以上に手荒く扱った」「ストーン監督は笑って見ていた」とされ、その後女優は警察に事情を説明。関係者は今も「女性が過剰に反応した」としているが、結局は示談で決着がついたという。また今回のメリッサの暴露を聞いた監督は、「最初から何でもアリの過激な作品になると説明してあった」「安全を確保すべく立会人だっていた」とコメント。「性的な嫌がらせでリベンジされた」とするメリッサの主張を、完全に否定している。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)