ナイジェリア北部カドゥナの郊外で、牛を世話するフラニ人の少年(2017年2月22日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ナイジェリア北東部アダマワ(Adamawa)州で、農民らが牧畜民らを襲撃し、少なくとも30人が殺害された。地元警察が22日、AFPに対して明らかにした。

 州警察のオスマン・アブバカル(Othman Abubakar)報道官によると、同州ヌマン(Numan)で20日、キリスト教徒であるバチャマ(Bachama)人の農民らが、イスラム教を信仰する牧畜民フラニ(Fulani)人らの集落4か所を襲撃。住民らを切りつけ、家屋に火を放ったという。

 同報道官は襲撃を受けた村々からこれまでに遺体30体を収容したと明らかにした上、「周辺地域の森に遺体がないか救急隊が捜索に当たっており、犠牲者の数は最終的なものではない」と語った。

 牧畜業者の組合長は、「われわれの推計では60人超の女性や子どもが今回の襲撃により虐殺され、襲撃者らの一部は逃げようとした人々を森の中まで追いかけて殺害した」と訴えている。

 州都ヨラ(Yola)から西におよそ70キロ離れたヌマンは肥沃(ひよく)な土地ときれいな水に恵まれているが、バチャマ人の農民とフラニ人牧畜民らの間で放牧と水の権利をめぐるもめ事が絶えず、たびたび暴力事件に発展している。
【翻訳編集】AFPBB News