なぜ平然とハンド? GKが仰天の珍プレーで一発退場、海外唖然「ばかげている」

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リバープレートGKが前半19分、エリア外に飛び出してクリアを試みるも…

 アルゼンチン1部リーグ第9節のインデペンディエンテ対リバープレート戦で仰天プレーが飛び出した。

 リバープレートGKが前代未聞のハンドを犯して一発退場となり、あまりのプレーぶりに英紙「ザ・サン」も「ばかげている」と伝えている。

 よもやのプレーが生まれたのは、前半19分だった。インデペンディエンテのDFが前方に蹴り出したボールは、そのままリバープレートの最終ラインを抜けて裏のスペースへと転がった。FWとDFが競り合うようにボールを追いかけるなか、ゴールマウスから飛び出したのがリバープレートのGKヘルマン・ルクスだった。

 飛び出しまでは、むしろGKの好判断と言えるもので、そのタイミングも絶妙だった。ところが、予想外の事態が直後に起きる。GKはクリアしようとボールに駆け寄るも、予想以上にボールが跳ねたのだろう。GKがジャンプした頭上よりも高く上がり、クリアは空振りに終わるかと思われた。

 しかし、GKルクスは何を思ったのか、ここで平然と両手でボールをキャッチ。まるでエリア内で取ったかのような冷静な振る舞いで、直後も審判にアピールするでもなく、涼しい顔を見せた。当然、エリア外でのハンドは反則であり、チャンスにつながる場面だっただけに、主審もすぐさま赤いカードを手に持って提示し、GKルクスは一発退場となった。

英紙「ルールを忘れた」と皮肉交じり

「ザ・サン」紙は、「GKの守備のなかで最もばかげている」と指摘。「彼はサッカーのルールを忘れたかのように、ペナルティーエリアから10ヤード(約9メートル)外でボールをキャッチするためにジャンプした。彼はどこで手を使うことが許されているか忘れていたと推察できる」と皮肉交じりに伝えている。

 35歳のベテランGKが見せたまさかのミスで早々に一人少なくなったリバープレートは、反撃も及ばず0-1で敗れた。英紙も「信じられない」と唖然とした珍プレーは、海を渡って大きな話題となっている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

【動画】Marathonbet公式ツイッターに投稿された、リバープレートGKの仰天ハンド


Marathonbet公式ツイッターに投稿された、リバープレートGKの仰天ハンド