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(新北 23日 中央社)北部・新北市中和区の集合住宅で22日夜、火災が起き、建物の中にいた9人が死亡、2人が軽傷を負った。警察はミャンマー人華僑の男を放火の疑いで逮捕した。この男は過去にも2度、放火を繰り返していたという。

同市の消防局員によれば、火災現場は集合住宅の4階と5階。各階には、木造の壁で仕切られた部屋が10部屋余り並んでおり、火が4階から5階へ急速に燃え広がったとみられる。住民10人余りが避難したが、逃げ遅れた人もいた。消防局員が4階で2人の焼死体を発見。7人が病院に運ばれた後、死亡が確認された。

同市警察局中和分局の黄国政副局長によると、事件当日に集合住宅の3階から4階につながる階段の踊り場で、ライターで何かに火をつけている人物がいたことが分かり、ミャンマー人華僑の男が捜査線上に浮上。翌23日午前3時ごろ、火災現場付近で男を発見し、身柄を確保した。

男は警察の調べに対し、集合住宅の4階に住む友人との間でトラブルがあり、むしゃくしゃして放火したと供述しているという。警察は事件の詳細について捜査を進めている。

▽被害拡大の背景に違法建築 市が対策強化へ

現場を視察した同市の朱立倫市長は23日、取材に応じ、火災が起きた建物は2007年以前に建てられた違法な建築物だと指摘。過去10年間、消防の安全点検などに力を注いできたと強調しながらも、2007年以前の建築物については法律上では抜け穴になっていると述べ、対策を強化する姿勢を示した。

同市は23日、火災について対策会議を招集。侯友宜副市長は、学生や外国人労働者向けなどの賃貸物件が建設基準を満たしているか、警察局に点検を要請する方針を示した。

(王朝ギョク、林長順/編集:楊千慧)