4アンダーで首位タイに立った時松隆光(撮影:岩本芳弘)

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<カシオワールドオープン 初日◇23日◇Kochi黒潮カントリークラブ(7,315ヤード・パー72)>
冷たい風が吹き抜けたこの日のKochi黒潮カントリークラブ。突風のようにいきなり吹いたかと思うと突然やんだり、また向きも刻一刻と変わる難しい風に多くの選手が苦戦。その中で唯一ノーボギーのプレーで“68”をマークした時松隆光が、4アンダーで首位タイに立った。
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「風が強い中で、ボギーを打たずに少ないチャンスをものにできました」と、この日のプレーに満足そうな表情を見せた時松。自身最大の見せ場は、グリーン奥ラフからのチップインを決めた3番(パー4)。今週の火曜日、池田勇太と練習ラウンドを共にした際に教わったロブショットで魅せた。
もとから球をフワりと上げるアプローチは、「下手だった」という時松。池田からロブショットについて、「“球が強すぎる、殺せ”と言われました。手が緩んでいることも注意されました」。ボールを殺すためにフェースを思いっきり開き、「下からカチ上げるイメージ」で打つように教わった。「(ロブショットは)アウトから入れるイメージだった。だから緩んでいたと思います」と、新たな発見だった。翌日にも谷口徹からロブショットについて同様のアドバイスをもらい、「それから自分なりに、かなり練習をしました」。アプローチに新しい引き出しを作ろうと懸命に努力した。その習得したばかりの技で奪ったチップインバーディ。「ターフがグリーン上に飛んでいってしまった」のはご愛嬌だが、「自分の成長を感じた」1打となった。
ちなみに8歳年上の池田は、今年の「ANAオープン」でプレーオフを戦い、苦杯をなめさせられた相手。練習ラウンドをするようになったのは、その2週後の「東海クラシック」からだ。その日時松は、別の選手と池田の前の組で練習ラウンドの時間を予約していたが、同組の選手が先にスタートしてしまった。そこに居合わせた池田が、「プレーオフの続きをしようか」と声をかけて一緒に回ることになってから、「かわいがってもらっている」。不思議な縁が生んだ1打でもある。
10月の「ブリヂストンオープン」でツアー通算2勝目を挙げ、「名前のある選手たちと回らせていただけるのがうれしい」と笑った時松。今週は予選ラウンドで石川遼と同組に入った。「あれだけのギャラリーがついてくれることがないので、あの中でプレーできるのは貴重な機会」。謙虚な姿勢で先輩たちから学びながら戦っている時松。この大会は過去4度の出場で予選落ちが2回、最高位は35位タイと相性がいいとは言えなかった。しかし、この日のプレーで自信もついただろう。この日の好スタートを3勝目につなげることができるか。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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