前橋育英はアディショナルタイムの一撃で全国への挑戦権をつかみ取った。写真:田中研二

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 いよいよ最終局面を迎えた冬全国高校サッカー選手権大会の地区予選。11月21日には一足先に組合せ抽選会が開催され、出場枠は残すところ4つだ。23日、群馬、千葉、福岡という大注目の3会場で予選決勝が行なわれた。

 群馬決勝は昨年度の選手権準V・前橋育英と桐生一が激突。序盤から前橋育英が試合を優勢に進め、決定的なシーンを頻発させる。だが前半11分、27分の絶好機を昨年度の高校選抜・飯島陸(3年)が決め切れない。対する桐生一は立ち上がりこそ守勢に回ったが、時間の経過ともに前に出る回数が増加。時折見せるカウンターで相手ゴールに迫るなど、無得点とはいえまずまずの内容で前半を終えた。

 スコアレスで折り返した後半も、展開はボールを支配する前橋育英、堅守速攻で仕掛ける桐生一の構図。そのなかで先に大チャンスを迎えたのは桐生一だった。後半25分に本間啄朗(2年)のスルーパスに田中宏武(3年)が反応。だが、これは前橋育英の守護神・湯沢拓也(3年)がビックセーブで凌ぎ、簡単にネットを揺らさせない。その後はピンチを切り抜けたタイガー軍団が猛攻を仕掛ける。そして後半アディショナルタイム、ついに試合が動く。ロングフィードに抜け出した田部井悠(3年)が冷静にゴールにねじ込み、これが決勝点に。前橋育英が劇的な幕切れでからくも予選を制し、3年連続の選手権出場を決めた。

  福岡決勝は伝統校の東福岡と筑陽学園の顔合わせ。試合は立ち上がりから東福岡が積極的に攻め込み、福田湧矢(3年)などの2ゴールで試合を優位に進めた。その後もリードを守り切った赤い彗星が2-0で勝利し、5年連続19度目の選手権出場を手にしている。

 そして、大注目となった千葉決勝はインターハイ優勝の流経大柏と同ベスト4の市立船橋が激突! 序盤から実力拮抗の好勝負が展開され、先手を取ったのが流経大柏。前半12分に菊地智泰(3年)のゴールでリードを奪うと、後半に入っても積極的な姿勢を貫き、38分にふたたび菊地が決めて2点差。直後に1点を返されたものの、流経大柏が全国的な注目を集めた大一番をモノにし、3年ぶりとなる本大会行きを手繰り寄せた。

 これで47の代表校が出揃い、残るは神奈川のあと1枠。25日に準決勝を戦い、決勝は12月3日に行なわれる。

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本大会の組合わせ(1・2回戦)は下記の通り。

【開会式】
[会場]駒沢陸上競技場
[時間]12:40〜
 
【1回戦】
12月30日(土)開幕戦
[駒沢陸上競技場]
関東一(東京B)vs佐賀東(佐賀)

12月31日(日)
中京大中京(愛知)vs長崎総科大附(長崎)
清水桜が丘(静岡)vs高川学園(山口)
北陸(福井)vs日章学園(宮崎)
日本文理(新潟)vs立正大淞南(島根)
旭川実(北海道)vs宜野湾(沖縄)
秋田商(秋田)vs神村学園(鹿児島)
昌平(埼玉)vs広島皆実(広島)
明秀日立(茨城)vs高知西(高知)
星稜(石川)vs松山工(愛媛)
実践学園(東京A)vs滝川二(兵庫)
帝京大可児(岐阜)vs徳島北(徳島)
山梨学院(山梨)vs米子北(鳥取)
仙台育英(宮城)vs高松商(香川)
富山一(富山)vs東海大星翔(熊本)
尚志(福島)vs東福岡(福岡)

【2回戦】 
1月2日(月)
青森山田(青森)vs草津東(滋賀)
流経大柏(千葉)vs大分西(大分)
遠野(岩手)vs作陽(岡山)
三重(三重)vs矢板中央(栃木)
大阪桐蔭(大阪)vs羽黒(山形)
上田西(長野)vs京都橘(京都)
神奈川県代表vs一条(奈良)
初芝橋本(和歌山)vs前橋育英(群馬)
都道府県別の決勝日程及び代表校は以下の通り(11月19日現在)。
 
【北海道・東北】
★北海道:旭川実(2年連続6回目)
★青 森:青森山田(21年連続23回目)
★岩 手:遠野(5年連続27回目)
★秋 田:秋田商(3年連続43回目)
★宮 城:仙台育英(5年ぶり32回目)
★山 形:羽黒(6年ぶり6回目)
★福 島:尚志(4年連続9回目)
 
【関東】
★茨 城:明秀日立(2年ぶり2回目)
★栃 木:矢板中央(2年ぶり8回目)
★群 馬:前橋育英(4年連続21回目)
★千 葉:流経大柏(3年ぶり5回目)
★埼 玉:昌平(3年ぶり2回目)
★東京A:関東一(2年連続2回目)
★東京B:実践学園(4年ぶり3回目)
★神奈川:12月3日(日)
<準決勝>桐光学園vs三浦学苑、湘南学院vs桐蔭学園
★山 梨:山梨学院(2年連続6回目)

【北信越・東海】
★長 野:上田西(12年ぶり2回目)
★新 潟:日本文理(初出場)
★富 山:富山一(3年連続28回目)
★石 川:星稜(2年ぶり27回目)
★福 井:北陸(2年連続5回目)
★静 岡:清水桜が丘(初出場)
★愛 知:中京大中京(2年ぶり16回目)
★岐 阜:帝京大可児(5年ぶり5回目)
★三 重:三重(初出場)

【近畿】
★滋 賀:草津東(3年ぶり9回目)
★京 都:京都橘(6年連続7回目)
★奈 良:一条(2年連続8回目)
★和歌山:初芝橋本(2年ぶり15回目)
★大 阪:大阪桐蔭(9年ぶり2回目)
★兵 庫:滝川二(2年連続20回目)
 
【中国・四国】
★鳥 取:米子北(8年連続13回目)
★島 根:立正大淞南(2年連続16回目)
★岡 山:作陽(3年ぶり23回目)
★広 島:広島皆実(5年連続14回目)
★山 口:高川学園(2年連続24回目)
★香 川:高松商(2年連続23回目)
★徳 島:徳島北(初出場)
★愛 媛:松山工(2年ぶり6回目)
★高 知:高知西(初出場)
 
【九州】
★福 岡:東福岡(5年連続19回目)
★佐 賀:佐賀東(2年連続10回目)
★長 崎:長崎総科大附(2年連続5回目)
★大 分:大分西(初出場)
★熊 本:東海大星翔(初出場)
★宮 崎:日章学園(2年ぶり13回目)
★鹿児島:神村学園(4年ぶり5回目)
★沖 縄:宜野湾(19年ぶり3回目)