『羊と鋼の森』より。上白石萌歌(左)と上白石萌音(右) (C) 2018「羊と鋼の森」製作委員会

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上白石萌音と上白石萌歌、2011年に開催された第7回東宝シンデレラオーディションで審査員特別賞とグランプリに輝いた姉妹が映画『羊と鋼の森』で初共演! ピアニスト役で連弾を披露していることがわかった。

上白石姉妹共演『羊と鋼の森』、その他の画像

『羊と鋼の森』は、「火花」「君の膵臓をたべたい」などの話題作を抑え、「2016年 本屋大賞第1位」を受賞した宮下奈都による同名小説が原作。「2016年 キノベス第1位」「2015年 ブランチブックアワード大賞」も受賞し、史上初の3冠を達成。さらに直木賞にもノミネートされるなど、昨年最も話題になった小説の1つである。

本作は、ピアノの調律に魅せられた1人の青年の成長物語。北海道の高校に通う外村直樹は調律師の板鳥宗一郎と出会い、感銘を受け、ピアノの調律師として生きていくことを決意。板鳥がいる江藤楽器で働き始め、ピアノと繋がる多くの人と出会い、調律師としての自分を探し求め成長していく姿が描かれていく。

今年2月には、主人公の外村役を山崎賢人、調律師の板鳥役を三浦友和が演じ実写映画化されることが発表されている本作。上白石姉妹が演じるのは、調律師として駆出しの外村が出会う、あるピアニストの姉妹役。その音色に心を動かされた外村が、調律師として急速に成長を遂げることになるという、物語の流れを作る重要な役どころだ。

本作出演に姉の和音(かずね)役を演じた上白石萌音は「初めて原作を読み、何度も涙が出そうになりました。匂い、音、温かみ、それらが文字から伝わってくる不思議な原作で、繰り返し読みました。撮影現場も、そんな原作の世界観を投影したような温かい現場で本当に楽しかったです。現場に入った時に、家で会っている妹に『おはようございます』と言うのが面白く、新鮮でした。また妹と共演できるからこそ、リラックスして役に入れましたし、芝居の上でも遠慮することもありませんでした。今作の和音という役、私と似ている部分がたくさんあります。姉として『しっかりしなきゃ』と思う気持ち、由仁に対してジェラシーを感じる姿など、私も妹の心の強さ、ポジティブさを羨ましく思う時があったので、役と繋がりながら演じました。姉妹として、ピアニストとしてお互いを意識して高め合える和音と由仁は、『理想の姉妹だね!』と妹とよく話しています。映画館から出たくなくなる、ずっとその世界を堪能していたくなる映画になると思います」とコメント。

妹の由仁(ゆに)役に扮した上白石萌歌は「台本を読んだ時、こんな詩のような台本があるのかと感動しました。また、原作の舞台である北海道で撮影したことで、肌で感じる新しい感覚がたくさんあり、すごく気持ちが入りました。姉と初めて一緒にお芝居をしましたが、台本の読み合わせを家で一緒にできたのは面白かったですね。お互いに意見を出し合ったり、有意義な読み合わせができました。ピアノの練習も重ねていきましたが、由仁は和音と違って跳ねるような音色を奏でるので、そのような曲のピアノの音色を聴くことで役作りをしていきました。役の中で、姉と自分のピアノを比較したり、意識したりする部分があり、そういうところは妹として実際に共感する部分がありました。連弾のシーンで、練習してきたピアノの個性を、姉とぶつけ合うのが楽しかったです。どんな映画になるのか、すごく楽しみで、私も早く観たいです!」と述べている。

『羊と鋼の森』は2018年6月より全国公開となる。