アトレチコ・マドリードのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン【写真:Getty Images】

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グリーズマンがCLで芸術的なジャンピングボレー「このゴラッソは見逃すな!」

 サッカーの欧州最強クラブを決めるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で、新たなスーパーゴールが生まれた。スペイン1部・アトレチコ・マドリードのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが鮮やかなジャンピングボレーを突き刺し、「華々しいワンシーン」「芸術作品」と話題を呼んでいる。

 完璧な一撃だった。

 現地時間22日に行われたローマ戦、0-0で迎えた後半24分に試合が動いた。アトレチコはペナルティーエリア内へのスルーパスに抜け出したアルゼンチン代表FWアンヘル・コレアが、滑り込みながら中央へ折り返し。ゴール前に走り込んできたグリーズマンは、コエアからパスが出る瞬間にファーサイドに流れてDFを剥がしてスペースを作ると、浮き球のボールに合わせて体を反転させる。

 やや半身の状態からジャンプ一番、左足を一閃。強烈なシュートはDF2枚、GKの隙間を縫ってゴールネットに突き刺さった。ローマのブラジル代表GKアリソンは逆サイドからシュートコースには入っているものの、ジャンピングボレーまでは予想できなかったのか、反応が遅れてすぐ横を抜かれている。グリーズマンの一撃が、いかに創造性と意外性に富んだものだったかを証明していると言えるだろう。

 アトレチコは公式ツイッターに、独自に編集したハイライト映像とともに「華々しいワンシーン! このゴラッソは見逃すな!」と投稿。スペインテレビ局「El Chiringuito TV」も「とくと見よ! グリーズマンのアトレティでの芸術作品を! このワンシーンをプリントTシャツにしますか? 今日の皆との話題はこれで持ちきり? 要するに、最高の瞬間だったということ!」と興奮気味に伝えた。

約2か月ぶりのゴールで勝利に貢献…ファン興奮「返って来たぞ、我々の世界NO1が」

 英スポーツメディア「SportsJOE」は「フェアプレーなアントワーヌ・グリーズマンはゴール欠乏症を終わらせる活路を見出した」と、9月27日のCLチェルシー戦以来のゴールだったことにかけて、動画付きで称賛した。

 SNS上で公開された動画にも、ファンから反響のコメントが多数寄せられている。

「これは芸術の作品」
「帰ってきた…帰ってきたぞ、我々の世界NO1が!」
「ボールが破裂する音が聞こえてくるようだ」
「簡単そうにやって見えるが…とんでもなく難しい。世界最高の選手でさえすぐにはできないだろう」
「イメチェンが功を奏した!」

 また、その他の海外メディアでも「グリーズマンは崇高なゴールを決めた」(フランス紙『レキップ』)、「このバイシクルキックはパーフェクトだ」(米メディア『SB NATION』)など、グリーズマンのゴールは大きく取り扱われている。

 試合はアトレチコが2-0で勝利し、グループC2位ローマとの勝ち点差を2に縮めた。12月5日に行われるグループステージ最終節のチェルシー戦は勝利が絶対条件。逆転での突破に向けて、グリーズマンの左足は再び火を噴くだろうか。