テレビばかり見ている人、ゲームばかりしている人は頭が悪くなるとよく言いますよね。しかし頭へ悪い影響を与えるのは何もテレビやゲームばかりではありません。近頃だと誰しもが持っているスマートフォン。これも頭へ悪い影響を与えることがわかっているのです。

一時期はやったゲーム脳のような症状が見られる?

以前、ゲームばかりしている人は神経回路しか働かず考えることが抜け落ちる、前頭前野の活動が著しくて低下し学習能力が低下する、といった状態を表す「ゲーム脳」という言葉が流行しましたよね。これらの詳細な内容については確かな根拠はないと、多方に批判・否定されていましたが、実際、文部科学省の調べによれば近年の学生の学力低下の原因は、ゲームやITが原因だと結論づけられています。つまり神経回路がどうとか、前頭前野がどうとかの真偽は別として、テレビやゲームを長時間使用しているほど、頭が悪くなってしまうということです。そして平成26年度、驚きの調査データが公開されました。それはゲームやテレビと同様で、スマートフォンばかり使用している人ほど学習能力が低下しているというものです。

スマホを使用すればするほど学習能力が低くなる傾向に

国立教育政策研究部の調査報告によると、学生の全国学力テストにおいて、スマートフォンを使用している時間が短い人ほどテストの正答率が高く、スマートフォンを使用する時間が長い人ほどテストの正答率が低いことがわかったとのことです。他にも、宮城県仙台市が行った学力調査においても、スマートフォンの使用時間が長い人ほどテストの正答率が低いことがわかっているようです。でもこれ、スマートフォンを使う時間を勉強に当てているからなんじゃないの?と思われるかもしれませんが、ことの原因はそれだけではないようです。

勉強をしても学力が上がらなくなる?

東北大学加齢医学研究所助教授、横田晋務さんの研究によると、勉強時間2時間でスマホ使用時間が4時間以上の人のテスト正答率は55%、勉強時間30分未満でスマホを全く使用しない人の正答率は60%、というように、勉強時間・スマホ使用時間とテスト正答率の関係の統計が取れているようなのですが、何と驚くことに、スマホを長時間使用している人は、スマホを使用しない人より長時間勉強をしても、テストの正答率がより低い傾向にあったとのことです。横田晋務さんはスマホ使用によって人の前頭前野の働きが低下するのではと仮説を立てている段階ではありますが、少なくともスマホを使用するほど頭が悪くなるのはデータから見れば明らかのことでしょう。一日に何時間もスマートフォンを使用している方は頭が悪くなってしまう可能性があるので、くれぐれもわたしたちはスマホの使いすぎには注意しておきたいところですね。ちなみにスマホの使いすぎで不眠症、ネガティブになるといった弊害もあるので併せて注意してください。


writer:サプリ編集部