中国海軍の退役少将で軍事評論家として活躍する張召忠氏はこのほど、中国製ステルス戦闘機のJ−20(殲−20)は空母に搭載するには技術的な問題が多すぎると指摘した。

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中国メディアの環球網は21日、中国海軍の退役少将で軍事評論家として活躍する張召忠氏が18日のテレビ番組で、中国がステルス戦闘機として開発したJ−20(殲−20)は空母に搭載するには技術的な問題が多すぎると述べたと報じた。

張氏はまず、インターネットではJ−20の空母搭載を議論する声が多いと指摘。その上で、J−20は空軍機として設計されているとして、中国がこれから就航させる空母には航空機射出のためのカタパルトを搭載するとされていることを踏まえ、J−20にはカタパルトによる射出に耐えるための強度設計も試験も行われておらず、着艦の際のワイヤーを使った減速についても同様だと述べた。

さらに、J−20を空母に搭載するには、船体内のハンガーデッキに収納するために主翼を折ることができるよう設計する必要があり、塩分の影響を避けるために塗料を含めて使用する素材を選択せねばならないという。

張氏は、中国海軍が第4世代の艦上戦闘機を求めるなら、戦術上の要求に基づいて当初から開発を進める必要があると指摘。空母に搭載するのにJ−20には技術的な問題が多すぎることは、別に不思議ではないと述べた。

なお、張氏が述べた戦闘機についての「第4世代」の分類は、ソ連やロシアで用いられてきたもの。西側諸国の「第5世代」戦闘機に相当する。(翻訳・編集/如月隼人)