<カシオワールドオープン 事前情報◇22日◇Kochi黒潮カントリークラブ(7,315ヤード・パー72)>
先週開催された「ダンロップフェニックス」では2日目に体調不良のため棄権した小平智。今季はここまで予選落ちがなく、試合のある週に土日を休養にあてたのは初めてのこと。「体調を治そうと必死でしたけど、新鮮でした」。身体も心もリフレッシュ、そして今週は新兵器を手に「カシオワールドオープン」に臨む。
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優勝した2週間前の「三井住友VISA太平洋マスターズ」でトータルのフェアウェイキープ率は64.29%で9位タイだった小平。ただ、予選ラウンド2日間はともに7位だったのに対し、3日目は50%で41位タイ、最終日は64.29%で19位タイと、決して満足がいくものではなかった。特にサンデーバックナインで「16番は左に行ったし、フェアウェイにいったのは18番ぐらい」。優勝はしたが、小平の中では不安があったという。
その後は契約メーカーのPRGR(プロギア)と試行錯誤を続け、今週は日本オープンの週にヒビが入ってしまった元エースドライバーと「同じ距離、自分の思い描いたのと同じ弾が出る」一本、『プロギア RS ドライバー F』を見つけた。メーカーによるとヘッド内のグルー(重量調整の粘着剤)の位置を「コンマ5ミリの位置でずらしたりして、プロの要望に応えようとしています」という。
小平は現時点でトータルドライビング(ドライビングディスタンスとフェアウェイキープ率をポイント換算した順位)が現在1位。いわゆる、今一番ツアーで“飛んで曲がらない”選手だ。そのスイング精度からグルーの位置を数ミリ動かしただけで、「結果が変わってくる」(メーカー談)という。パワーだけでなく、正確にフェースの同じところでボールが打てるからこそわずかな差が数字に出るのだ。なお、優勝した際のドライバーのロフトは11.1度、打ち出し角は14度、スピン量は2100回転だったが、今週から使用するものはロフトが10.8度、打ち出し角は変わらず、2200回転と100回転多い。キャリーで飛距離を出しつつ距離を揃えたい小平は、もう少しスピンがかかるヘッドが欲しかった。そして、今週ようやく理想にピタっと「ハマるものが見つかったので楽しみなんです」と白い歯をみせた。
今週、小平が優勝し賞金ランク2位の宮里優作が2位タイ以下ならば賞金王は小平に決まる。ただ、そんな状況でも「世界ランク50位以内を目指している自分はある意味挑戦者。追われる立場ではなく、追う立場だと思ってやっている」と特別に意識することはない。
「自分に合っているコースに体調を万全にして臨んでみようと。カシオとJTに気持ちを合わせていこうと思います」。この大会は14年に3位タイに入ったことがあり、最終戦の「日本シリーズJTカップ」では昨年2位タイでフィニッシュしている。この2試合で結果を残し、12月25日に発表される世界ランキングで50位入りを果たせば、念願の「マスターズ」出場権をつかむことができる。なお、今大会で優勝すれば45〜47位まで世界ランクが上昇する見込みだが、場合によっては12月14日から開催されるアジアツアー最終戦「インドネシアマスターズ」に出場し、世界ランクの引き上げを狙う考えを明かした。
美保夫人は女子ツアー最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の解説で宮崎に滞在中。「今週は一人で優勝しますよ(笑)」。2週間前、夫婦で優勝カップを持つという目標は達成した。今週は新しい“相棒”とともに栄冠を狙う。
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