Amazonプライム・ビデオのオリジナルドラマに出演する濱田岳

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Amazonプライム・ビデオでは、濱田岳が主演を務めるオリジナルドラマ「日本をゆっくり走ってみたよ〜あの娘のために日本一周〜」を見放題配信中。

【写真を見る】意中の彼女に告白するために吉本(濱田)が一念発起!/(C)2017 Televider Entertainment Inc.

放送中の連続テレビ小説「わろてんか」(毎週月〜土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)では武井風太を好演する濱田が、本作では仕事を辞めてバイクで日本一周の旅に出る漫画家・吉本浩二に扮(ふん)する。

日本一周旅を終えた濱田に、旅の感想や人生観などについて話を聞いた。

■ 濱田がこれまでの人生で行った大きな決断とは?

――本作は吉本浩二先生の同名漫画が原作ですが、実写化にあたりプレッシャーはありましたか?

吉本先生のファンの方たちはそんな意地悪を言う方ではないという、なんとなくの自信はあります(笑)。皆さん原作への思い入れはもちろんあると思いますが、でも漫画の絵から出ていない部分を僕らは映像として撮ってきたので、ドラマ版として楽しんでいただければと思います。

先生にお会いしましたがとても優しい方で、「まさか映像化するなんて」とおっしゃっていました。吉本先生の漫画は、日常の自分とつい重ね合わせて、クスクスと笑ってしまうような要素が多いかなと。どちらかというと、映像化が似合わない作品が多い気がするんです。

――吉本は人生に行き詰まり、心に決めた女性(本仮屋ユイカ)に告白するために強い男性になろうと日本一周のバイク旅に出ます。濱田さんはこれまでの人生で、行き詰まったりしたことはありますか?

29年の人生を振り返っても、僕、そんなに行き詰まるというか半年くらい考え込んだことがないんです。実際に行き詰まるという言葉がふさわしいかどうか分かんないのですが、16か17歳の時に仕事か学校か、どちらかに決めないといけない時期があったんです。その時は自分で決断しましたね。親に「自分で決めなさい」と言われて「冷たいな」と思ったんですけど、自分で決めたおかげで、今でもあまり後悔なく生きていてありがたいなと思います。

勉強はいつでもできるからと思って、結局、仕事を取ったんです。同じ役柄って二度とこないし、ちょっとそういう理不尽な部分が魅力的だったんです。僕がどこまでこの仕事が続くかという、運試しでもありました。“一生の決断”みたいなドラマチックなことは今までの人生の中ではないですが、選んだということではあの時が今までで一番の大きな決断ですかね。それに比べたら、吉本くんは大きな決断をしたと思うし、やっていることもすごいと思います。

■ 濱田を変えたのはTHE BLUE HEARTSとの出会い!?

――吉本には好きな女性に思いを伝えられないちょっと不器用な部分がありますが、濱田さんは過去にコンプレックスを感じたことはありますか?

僕は親に「あなたは、あなたらしく」って育てられてきました。自分に自信があるわけではないですが、自分なりにできることで楽しむ子だったと思います。オーディションもたくさん受けて、ちゃんと自分をプレゼンができる子をうらやましいと思ったこともありましたが、「じゃあ、僕はどうしようか?」と思っているタイプだったので。そこが、「あなたは、あなたらしく」ってところにつながると思います。

――「自分らしく生きる」とは、何だと思いますか?

一番大きかったのは、多感な時期にずっとTHE BLUE HEARTSを聞いていたことですかね。最初に出会ったのは9歳のころなんですが、車内で「リンダリンダ」が流れていたんです。当時の僕は、音楽というと学校の授業かNHK Eテレでしか聞いていなかったので、「こんなふうに歌っていいんだ!」という衝撃を受けました。つれづれなるままに生きていいんだと(笑)。今でも、元気のない時はTHE BLUE HEARTSの曲を聞いていますね。

好いてもらえる、もらえないとうのは、結局、自分自身がどうかということだと思うんです。吉本くんは自分を高めるために旅に臨みますが、旅をすることだけではないと思うんです。旅をする人が大好きな女の子なら話は別ですが…。だから僕だったら、一番プレゼンできることを伸ばすかもですね。彼女のために、自慢できる何かを極めてみようと。

■ 地上波NGの内容や会話も!

――今回、日本一周されて印象に残っている場所はありますか?

北海道の景色は本州にないスケールで、すごかったです! 撮影的にも旅の後半だったんですけど、旅のマンネリを一気に打破してくれたというか。宗谷岬がバイカーの聖地で、もちろん吉本くんもそこを目指して行くんですけど、聖地といわれるだけあってバイカーがたくさんいました。愛知県から一人でいらしていた女性に会ったんですが、達成感からなのか、不安な道中を振り返ってなのか理由は分かりませんが、涙していました。台本に「吉本が宗谷岬で涙する」って書いてあって「どういうことかな?」と思っていたんですが、実際にそういう方がいらっしゃるんだなと実感しました。

そういう意味では、宗谷岬が一番印象に残っています。Googleマップ開いたら、ほぼロシアでしたし(笑)。すごい所に来たなと思いましたね。沖縄に行った日は、ちょうどAKB48の選抜総選挙の日だったんです。みんなで楽しみにして向かっていましたが、中止になってしまい残念でした(苦笑)。それに、とても寒くて。今回の旅の中で、沖縄が一番寒かったです。

――本作のためにバイクの免許を取得し、ほぼ一般道での練習のないまま撮影に臨まれたとのことですが、撮影はどうでしたか? また、注目してほしいところはどこですか?

ほぼ順撮りだったので、ほこりをかぶったバイクを出すところから撮影がスタートしました。スタッフにも何人かバイク好きがいて、旅が進むにつれ「乗り方が慣れてきたね。本当に見違えるほどうまくなったね」と言ってもらえて、うれしかったです。また、バイク好きの人からするとすごくぜいたくな企画だと思うので、そういう意味ではバイク好きの方々はご自身の旅と照らし合わせて見て楽しんでもらいたいです。

それから内容もスケールも、あと吉本くんたちの会話も、決して地上波向きではないです(笑)。ここでしか見られない作品ですし、本当にすてきなメンバーと壮絶な旅をしたので、何を持って報われるかというのは分からないですけど、見てくださることが一番うれしいですね。誰でも楽しめるストーリーかなと思います!(ザテレビジョン)