殻の奥に潜む甘やかな身。濃厚なミソ。カニを頬張れば、一瞬でその美味しさに支配される。生でも、焼いても、煮てもよし。東京都内、横浜、福井県越前町のカニ料理のおすすめ三ツ星店で心も胃もカニに支配されるべし。作家・開高健がこよなく愛した冬の味もご紹介!

かに愛知屋(最寄駅:黄金町駅)

たらばがに(中)脚ゆで 片身

かに甲羅焼

かに汁大椀

タラバの脚ゆでは一番人気。自家製のかに酢でいただくと、濃厚な旨みがより際立つ ズワイガニや毛ガニなど数種類のカニのむき身がぎっしり。きめ細かいホワイトソース、カニの複雑な甘み、中に潜むマカロニやホタテの貝柱の味が見事に溶け合う 澄んだ和風ダシに渡りガニの旨みがじんわり染み出て、ホッとする優しい味わい。日によりカニの種類や価格は異なる

現在暖簾を守るのは、4代目のご主人。横浜市中央卸売市場でセリ人として勤めた経験を生かし、毎朝市場で目に適ったものだけを仕入れる。タラバガニを看板に、ズワイガニや毛ガニ、ときにはモクズガニやセイコガニを揃え、質や鮮度はもちろん、熟練の板前による丁寧な調理もさすがのひと言。老舗ながら気さくな雰囲気で、軽く一杯からカニ三昧まで思い思いに楽しめる。

出典: matomeshi.jp

神奈川県横浜市中区伊勢佐木町7-156 
☎045-251-4163 
[営]15時〜22時 
[休]月、不定休 
[席]1階:カウンター6席、テーブル4席×6卓、2階:カウンター6席、テーブル4席×5卓、小上がり6席×2卓、3階:座敷40席 計108席/喫煙可/予約可/カード不可/サなし 
[交]京急本線黄金町駅、横浜市営地下鉄阪東橋駅5番出口から徒歩3分

日本橋 かに福(最寄駅:日本橋駅)

かにすき会席

(写真は会席の鍋2人前)
カニの身に火を通すことで、身はふっくら。かぶりつけばふくよかな甘みがあふれ出す。脇を固める野菜は水菜とエリンギでシンプルに

宴会におすすめなのが「かにすき会席」で、ズワイガニの足肉をふんだんに使った鍋は圧巻の迫力。香ばしく炙った蟹爪に熱燗を注いだ「つめ酒」と共に楽しみたい。

出典: matomeshi.jp

東京都中央区日本橋1-2-2 親和ビル1階 
☎03-3231-8686 
[営]11時〜15時(14時半LO)、17時〜23時(フード22時、ドリンク22時半LO)、土・日・祝は通し営業 
[休]無休 
[席]テーブル2席×4卓、4席×6卓 計32席/昼は全席禁煙。夜は禁煙席なし/カード可/予約可/サなし 
[交]地下鉄東西線ほか日本橋駅A4出口から徒歩3分
※「かにすき会席」は3日前までに要予約

かに漁師の家(最寄駅:外苑前駅)

炭火焼たらば、ずわい盛合せ

炭火で炙ることで、身はふっくらとジューシーに。炭火ならではの香ばしさがカニの風味を引き立てる

冷蔵庫で丸一日かけて、ゆっくりと解凍したカニ肉は、芳醇な甘みと旨みをその身に残し、トロリとした繊細な口当たりを楽しめる。刺身や炭火焼などでシンプルに味わうのもいいが、ユッケやパスタなど、和洋中にとらわれず素材の味を引き出した創作料理も種類豊富に揃っている。

出典: matomeshi.jp

東京都港区北青山2-7-19 コヤノビル 3階 
☎03-3470-0773 
[営]11時半〜14時半(14時LO)、17時半〜23時半(22時半LO)、土は17時半〜22時(21時LO) 
[休]日•祝 
[席]カウンター2席、2席×2卓、4席×8卓 計38席/13時までは全席禁煙。それ以降は禁煙席なし/カード可/夜のみ予約可/サなし、お通し代421円別 
[交]地下鉄銀座線外苑前駅3番出口から徒歩1分 ※ランチタイム有

ちゃんこ芝松 緑が丘本店(最寄駅:緑が丘駅)

手作りカニクリームコロッケ

割ればズワイガニが入ったホワイトソースがどろりと顔を出す。味付けは塩のみ

鍋と並んで絶大な人気を集めるカニクリームコロッケは、大きな俵型の中にはズワイガニのほぐし身とタマネギが入った自家製ホワイトクリームがたっぷり。トロ火で約2時間練りながら火を通すことで、ねっとりと粘りがある独特の濃厚クリームになる。炒めたタマネギの甘みとカニの旨みが味の決め手。

出典: matomeshi.jp

東京都目黒区緑が丘1-11-16 
☎03-3717-5751 
[営]17時〜23時(22時半LO) 
[休]月 
[席]1階カウンター5席、テーブル席24席、座敷32席、2階座敷44席、3階座敷24席、計129席/禁煙席なし/予約可/カード不可/サなし 
[交]東急大井町線緑が丘駅から徒歩1分、東急東横線自由が丘駅から徒歩15分

ふるさとの宿こばせ(最寄駅:武生駅)

「開高丼」

豪快で絶品な「開高丼」(半分の大きさのものは6800円)。
こちらに人数分のお吸い物、香の物、フルーツがつく。要予約。作家の開高健はひとりで平らげたというが、2〜4人でシェアして食べる人が多い

手間暇かけてほぐされた繊細な身、独特の甘みを持つミソが口の中で奏でる旨さは、言葉では言い表せない幸せの味。セイコガニ漁解禁を受け、11月8日から12月末までしか食べられない贅沢丼ということもあり、すでに予約で埋まりつつあるが、ぜひ足を運んでみてほしい。頬が落ちること間違いなしだ。

出典: matomeshi.jp

福井県丹生郡越前町梅浦58-8 
☎0778-37-0018 
[料]23000円〜40000円(入湯税別・11月〜3月)、10800円〜20000円(4月〜10月)、食事だけも可(要予約) 
[交]JR北陸本線武生駅よりバスで約1時間 クルマ:東名〜名神〜北陸自動車道鯖江I.C 約7時間