ニューヨークの家探し。アメリカの不動産事情

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家族でNYに移り住んでからもうすぐ5年が経ちます。最初に住んだ家は短期のアパートメントで、引越をする一カ月程前にCraigslistというアメリカで有名なWebサイトで見つけた物件でした。そこに住みながらまたインターネットで探したり不動産屋をまわったりして、今住んでいる家に出会ったのです。
ブルックリンらしい赤いレンガで出来た3階建のタウンハウス。大家さんが2・3階に住んでいて、私達は1階のフロアを貸してもらうことに。インドネシア人の老夫婦の大家さんはとても親切で、時々美味しい料理をおすそ分けしてくれたり、リスやスズメ、赤いカナリアが遊びにくる緑豊かな裏庭もシェアさせてもらってとても気に入っていたのですが、移った当時3歳だった娘ももうすぐ8歳、そして夫が仕事で使う機材なども増えてきたので、もう少し広い家に引越そうかという話になり、最近また部屋探しを始めました。
特に契約で家を出なければいけない訳ではないので、そんなに急いでもいないのですが、探し始めると物件探しは面白いこともあって、時間のある時に探しては内見に行っています。

アメリカの不動産事情は日本と違うところも多く、また私達は外国人なので書類を揃えるのが面倒だったり......それも含めて面白いなぁと思うので皆さんに紹介しますね。近頃はインターネットで物件探しをすることが増えてきていると思うのですが、アメリカでも不動産のサイトが色々ありアプリで希望の地域や予算などの情報を入れると、定期的にアップデートして通知がくるのでとても便利です。
街中に不動産屋も沢山ありますが、どちらかというと売り物件がメインで、賃貸は先程のcraigslistのような掲示板webサイトやアプリなどで探す人が最近やはり多いようです。日本と違うなと思うところは色々あって、例えば、間取り図や広さ(sqft)が表示されてない物件が多いこと。2bed、1bath、eat in kitchenなど、詳細が書かれた説明文と部屋の写真を擦り合わせながら、大体の間取りを探るのです。
例えば、キッチンのの脇のドアの向こうに暖炉が写っているから、隣はリビングルームで、リビングの反対側の窓にあるのは、反対側は玄関だから多分バスルーム、という感じ。また部屋の写真も広角レンズで撮られていることが多く、内見したら印象が違うこともしばしば。でも慣れてくると勘も冴えてきて、大体分かるようになってくるのが不思議です。 そして気に入った物件を見つけたら、ブローカー(不動産屋さん)にメールで連絡をし、返事が来たら早速アポイントの時間を決めるわけですが、メールのやりとりもとてもラフで、

「Hi Kahimi, Thanks for your message.Can you come today at 11am? from Flora 」(ハイ! カヒミ、メッセージありがとう。今日の午前11時に来れるかしら? フローラ)

といった感じで、何だか友達とやり取りしているよう。
そして物件が気に入ったら、日本と同じように保証人のサインや収入証明書など、大家さんに渡す書類を揃えてブローカーに渡すのですが、日本にはないのがクレジットヒストリーとクレジットスコアというもの。NYに来てクレジットカードを初めて作った時に驚いたのですが、アメリカのクレジットカードは日本のように銀行口座から自動引き落としというのがなくて、自分で毎回振り込まないといけないのです。
クレジットヒストリーは、ソーシャル・セキュリティー・ナンバー下で管理された「支払い履歴」のこと。所有するクレジットカードの利用と支払い状況、そして車や住宅などのローンの借り入れ金に関する状況が細かに記録されています。そして「クレジットスコア」はクレジットヒストリーを基に算出されたスコアで、個人の信用度を数値化した偏差値のようなもの。アメリカでは、このクレジットのスコアが家を借りる時や何と就職する時にまで必要で、もしスコアの数値が低いと信用がないということで、ブローカーに断られることも。私が以前フランスに住んでいた時は大体日本と同じような感じだったので、アメリカのクレジットカードのシステムには驚きました。