来年のル・マンに参戦? アロンソが世界耐久選手権のルーキー・テストでトヨタのマシンをドライブ!
これまで2度のF1世界チャンピオンに輝いたフェルナンド・アロンソが11月19日、世界耐久選手権(WEC)のルーキー・テストでトヨタのマシンをドライブした。来年のル・マン24時間レース参戦につながる可能性のある動きだ。

マクラーレンF1チームのドライバーを務める36歳のアロンソは、バーレーン・インターナショナル・サーキットでトヨタ「TS050 HYBRID」を駆り113周、合計611kmの距離を走行した。

このシーズン末のテストは、トヨタが同サーキットでバーレーン6時間レースを制した翌日に行われた。

「素晴らしい日だった。LMP1(WECの最上位カテゴリー)カーをテストできるなんてレーシング・ドライバーにとって嬉しいことだ。凄い体験ができるからね」とアロンソはトヨタのリリースの中で述べている。

「スティントを通して非常に安定しているところが好ましい。このようなマシンをずっと試したいと思っていたが、今日、それが実現して嬉しい」。

24〜26日に開催されるアブダビGPが今季のF1最終戦となるアロンソは、今回のWECルーキー・テストで最速ラップが1分43秒013と、トヨタのレギュラー・ドライバーであるマイク・コンウェイの1分42秒38に匹敵するタイムを出した。

アロンソは11月7日、ドイツ・ケルンにあるトヨタのファクトリーを訪れ、シート合わせとシミュレーター・セッションを行っていた。

マクラーレンと組んでいるホンダは、日本の自動車業界におけるトヨタの大きなライバルである。しかし、マクラーレンとホンダのF1パートナーシップは今シーズンをもって終了するため、アロンソがトヨタのシートを獲得してル・マンに参戦したとしても契約上の問題は生じない。

2018年6月16日〜17日に行われるル・マン24時間レースは、F1の日程とは重複しない。

トヨタは、王者ポルシェが今季をもって撤退したWECでの参戦継続をまだ表明していないが、ル・マン優勝候補として活動を継続するのではないかと見られている。

今年のインディアナポリス500マイルレースに参戦したアロンソは、モータースポーツのいわゆる「トリプル・クラウン」達成を狙っている。

インディ500、ル・マン24時間、F1世界選手権の制覇というこの偉業を達成したのは、英国人ドライバーの故グラハム・ヒルだけだ。

トリプル・クラウンの条件については、F1世界選手権ではなくF1モナコGPとする見方もあるが、両方を制しているアロンソにとってはどちらでも問題ない。

アロンソは今後の準備の一環として、来年1月にフロリダ州で開催されるデイトナ24時間レースにもユナイテッド・オートスポーツチームから参戦する。

※この記事は『Reuters』に掲載されたAlan Baldwin記者の記事を転載したもの。

By Reuters

翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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