小学校の給食でよく出されたメニューは、当時の学校生活の思い出とともに大きくなっても記憶の片隅に残っているものである。給食で出されるメニューには、全国共通のものもあれば、ローカル色が非常に強いものもある。中国メディア・今日頭条は19日、近ごろ日本のある小学校の給食で、ある高級食材が出されたことを紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 小学校の給食でよく出されたメニューは、当時の学校生活の思い出とともに大きくなっても記憶の片隅に残っているものである。給食で出されるメニューには、全国共通のものもあれば、ローカル色が非常に強いものもある。中国メディア・今日頭条は19日、近ごろ日本のある小学校の給食で、ある高級食材が出されたことを紹介する記事を掲載した。

 記事は「三重県志摩市にある小学校で先月25日、地元で水揚げされたイセエビが給食に出された。全校生徒107人と教職員それぞれの給食に1尾ずつ振る舞われ、子どもたちは大きな口を開けてイセエビを頬張っていた」と紹介。嬉しそうにイセエビの身を口に運ぶ子どもたちの姿を撮影した画像を掲載した。

 そして、この超豪華な給食について「現地はイセエビの産地として知られており、学校が子どもたちに郷土の味を覚えて欲しいと考えて手配した。地元の旅館組合が人数分のイセエビを用意し、板前が調理を行った」と説明。子どもたちからは「初めてまるごと食べた。身がぷりぷりしていたし、味噌も美味しかった」との声が聞かれたことを伝えた。

 そのうえで記事は「自分が小学生の頃、売店で駄菓子の辣条(ラーティアオ)を買って食べていたのを思い出した。自分はいつになったら、食堂でイセエビまるまる1尾にお目にかかる事ができるだろうか」とし、小学生時代の食習慣や、現在の中国の各種食堂の事情を対比させる形で、この小学校で出された給食の豪勢ぶりを評している。

 特にこれといった名産のない地域出身の人間にとっては羨ましいことこの上ない「イセエビ給食」。中国のネットユーザーからは「かたや中国では、スイカをみんなで分け合っている」、「子どもこそ未来の礎だからね」といった感想が見られた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)