ラストライブ(右から3番目)

 NHK朝ドラ『わろてんか』が視聴率20%超えと好調だ。ヒロイン・葵わかな(19)の笑顔が毎朝お茶の間を和ませているが、その陰で、かつて葵とともにアイドルグループ「乙女新党」として活躍したひとりの女性が、芸能界を引退した。

「乙女新党」のリーダーだった高橋優里花(20)。葵が女優を目指して2年でグループを卒業したのに対し、小さいころからアイドルに憧れていた高橋は、昨年7月の解散まで在籍。

 その後は、自らプロデューサー兼メンバーとして新しいグループ「いちごみるく色に染まりたい。」を立ち上げ、アイドルを追求してきた。

 だが、11月19日に行われた「いちご〜」の1周年ワンマンライブをもってグループを卒業。同時に芸能界を引退した。

 ライブでは「いちご〜」のオリジナル曲と「乙女新党」のカバーをとりまぜ、アンコールも含め全18曲を歌った。今後も活動を続ける他のメンバー5人に、高橋がプロデューサーとして残した最後の仕事は、5人体制最初のオリジナル曲『ハートピース』。高橋らしい、アップテンポの明るくかわいい全力アイドルソングだった。

 アンコールでは涙を見せた高橋だが、終了後の囲み会見では笑顔で話した。

「すごい達成感! 20歳までアイドルを続けるということは、『乙女新党』のときから、あやめ(メンバーの田尻あやめ)にずっと相談していたんです。目標を作ったほうが頑張れるって。

 このグループを作り、1周年でここまで成長させることができて満足です。『動物園』という曲では自分で作詞も手がけたし、やりたいことをたくさんやらせてもらえた1年でした。

 目標に向かって走り続けてきて、楽しい思い出がたくさんできたので悔いはありません。本当に楽しい、アイドルの5年間でした」

※11月26日に「新体制お披露目ライブ&そらみ生誕祭」が恵比寿CreAtoで開催されます。