ピエール瀧の「落とすなよ!」に、川栄李奈は「振りですか?」と笑うが、MCは「本当に駄目です」と注意

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ピエール瀧、川栄李奈が11月21日、日本語吹き替え版の声優を務める公開中の映画「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」の公開記念舞台あいさつに登壇した。

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同作品は、「ティム・バートンのコープスブライド」「コララインとボタンの魔女」のスタジオライカが日本を舞台に描くストップモーションアニメ。ピエールはクワガタを、川栄は闇の姉妹2役を演じている。

■ ピエール瀧「光栄」

ライカ作品のファンだというピエールは、「ライカ組…とは言わないかもしれないけど、加えさせていただいて光栄。二つ返事で引き受けました」と出演を喜んだ。

この日は平日の昼間ということもあり、わずかに空席があったが、ピエールは「もうちょっとお客さんが入った方がいいですよね。仕事をさぼってでも来るべき。見たら紹介したくなる作品だし、『見ておかなくて大丈夫?』って広めてもらえれば」と自虐を織り交ぜながら、笑いを誘った。

川栄は、闇の姉妹をイメージした黒いドレスで登場。「このお話をいただいて、すごくうれしかったです。ホラー大好きです」と笑顔。ピエールの衣装についても「クワガタっぽいですね」と合わせようとしたが、ピエールから「虫ですからね」とツッコミを入れられた。

また、ピエールは「一週間で約3秒の映像を撮影」など、全編ストップモーションの作業工程を紹介。「とんでもない努力から生まれた。画面の奥に映っている人や物まで、全部に人の手と意思が入っている贅沢な作品」と絶賛した。

さらに、クワガタ役を演じるにあたり「なるべくオリジナルのマシュー・マコノヒーの雰囲気を残し、日本語に変換できたらと思ってやりました。ただ、ハスキーな感じは出ないので、ノリを残してクワガタっぽさを自分の形に変換できないかなって思って演じました」と明かした。

一方、川栄は「声優さんをやらせていただく機会があまりなかったので、ひたすら練習しました。オリジナルのルーニー・マーラさんがすごくすてきで“ゾッ”としたので、それに近づけるように頑張りました。あと、せりふというよりも、戦う時の効果音(声の出し方)が難しくて、『ウッ!』とか10パターンぐらい録ったりしました」と、録音時を振り返った。

■ 「とと姉ちゃん」親子が敵役に?

ピエールと川栄は、連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(2016年、NHK総合ほか)で親子役を演じた。ピエールは「出来上がったものを見たら、ばっちり仕上がっていました。子供がこれを見て、怖くて泣いたらしいですから(笑)」と、川栄の吹き替えを称賛。

一方、前回の親子役から敵対関係に変わったことには、「絆は深い方だと思うんですけど、それが“絆が深すぎると敵対する時もあるんだね”って。絆って怖いよね」と、作品の内容にかけたダブル・ミーニングな発言で会場を沸かせた。

さらに、川栄から「お茶目で明るい人です」と言われたピエールは、「川栄さんの前では半裸になっていることが多いです」と自ら暴露。「一緒に共演していた時も、『お疲れ様でした〜』って通りすがりですでに脱いでいるっていう状態が(笑)」と続いた川栄を、「今日は(服を)着てるなって思ったんじゃないですか?」と笑わせた。

■ 本物の“クボ”登場

フォトセッションでは、実際に撮影で使われたクボ(人形)が登場。貴重な人形を手にして緊張する川栄に対し、ピエールは「落とすなよ〜! 落とすなよ〜!」と、お決まりの“ふり”。MCが慌てて「駄目です」と止めたが、川栄は「本当に駄目ですか?」とスタッフをひやひやさせた。

最後に、ピエールが「多くの人に見てもらいたいというより、見る義務があるは言い過ぎですけど、ここまで熱量を込めて、時間と人の手を掛けて作った物をスルーしていいのかなっていうぐらいの作品だと思います。ぜひ、みんなの目に触れてほしいと思います」とアピール。

川栄は「日本の良さもたくさん詰まっていますけど、作り手の方の愛情が本当に詰まった映画です。私たちも愛情を込めて声を吹き込みましたが、この作品を見終わった後に、すごく心が温かい気持ちになると思います。二回でも三回でも見てもらいたいと思います」とあいさつし、イベントを締めくくった。(ザテレビジョン)