清原果耶演じる樫村一期。学園のマドンナで、実家はお寺/(C)テレビ東京

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関西の男子高校生二人が放課後に河原で“しゃべるだけ”、という異色のコメディードラマ「セトウツミ」(毎週金曜夜0:52-1:23、テレビ東京ほか)。

【写真を見る】制服姿で微笑みを浮かべる清原果耶/(C)テレビ東京

同作は、高杉真宙演じるクールなインテリ・内海と、葉山奨之演じる元サッカー部のお調子者・瀬戸の、軽妙なやり取りを描く会話劇だ。瀬戸に好かれながら内海に思いを寄せる学園のマドンナ・樫村一期(いちご)役は、気鋭の若手女優・清原果耶が務めている。

そこで、今作がコメディー初挑戦となる清原にインタビューを実施。実は“あざとい”という素顔を持つ樫村をどのように演じているのか、ロケ現場を訪ねて聞いてみた。

■ “あざとかわいい”が一期ちゃんの大事なこと

――「セトウツミ」はほぼトークだけで構成される物語ですが、初めに出演を聞いた際はどう思いましたか?

元々原作である漫画のことは知っていたのですぐに読んだのですが、すごく面白い反面、芝居を作るのは絶対に難しいなって分かりました。もちろん瀬戸と内海の二人が一番難しいと思うんですけど、一期ちゃんを演じる上で、自分の中のお芝居の感覚や役と相当向き合わなきゃいけないなって思いました。

――樫村一期という役についてはいかがですか。

やっぱり、“あざとかわいい”っていうのが一期ちゃんを生きる上での大事なことなのではないかと分析しました。

みんなで笑うシーンがあったら一人だけ手を添えておしとやかに笑ってみたり、歩幅を小さくしたりして、かわいらしい子を意識するようにしています。

――そういう仕草は研究されたんですか?

始めはアヒル口とかが分かりやすくていいのかなって思っていたんですけど、実際にテストでやってみたら、「ちょっと違うな」って。

彼女の“あざといレベル”は多分そのぐらいあるんだろうけど、実際にアヒル口をやってしまうと、原作から受けた印象とは違うかわいさになっちゃうなって思いました。なので、目線や手の添え方を気を付けて演じています。

■ 「女の子って難しいな」って(笑)

――役に共感できる部分はあります?

好きな人を思う気持ちをしっかり持っていたり、自分のポリシーがあるところとかはすごいなって。

ただ、私は普段一期ちゃんみたいなキャラではないので、そこは「あ、女の子って難しいな」って、私も女の子なんですけど(笑)

――清原さんは普段、どんなキャラクターなんでしょう。

基本、友達とずっとしゃべってますね。関西出身なんですけど、ツッコミもボケもするし、活発な感じです。でも一期ちゃんはお寺育ちでおしとやかでみんなのマドンナで…、「もう生きてきたルートが全然違うな」って(笑)

――劇中ではネイティブな関西弁も披露されています。

普段標準語でお芝居しているので、始めはちょっと緊張しましたけど、今はだんだん慣れてきて、関西弁で話すと“ホーム”な感じがしますね。

――今回がコメディー初挑戦ということですが、苦労はありますか?

コメディーって見ている分にはすごく面白いけど、実際演じてみると「間が怖い」って感じたことがありました。

監督から指摘していただいて気付いたんですが、自分が「このタイミングで言いたい」っていう間と、見てる人が言われて気持ちいい間は違うんですよ。もうちょっと遅く言ったほうがその空気が守られる、とか微妙なさじ加減が難しくって、苦労しました。

■ “現場のお兄ちゃん”って感じがします

――ちなみにクールな内海とお調子者の瀬戸という2種類の男子がいるわけですが、清原さんはどっち派ですか。

うーん…ハツ美役の片山(友希)さんにも聞かれたし、取材とかでもよく聞かれるんですけど、難しいですよね(笑)。どちらにも良さがあるじゃないですか。

側でワイワイがやがやして盛り上げてくれるのもうれしいなって思うし、ミステリアスな部分に引かれたりもするし、結局どっちも素敵だなって思います。

――片山さんと、そんな話をされたんですね。

この間、片山さんから「セトウツミの好きなシーンは何?」とか、さっきの質問もしていただいて、「いや選べないですね〜」って返しました(笑)

――好きなシーン、お聞きしたいです。

本当にたくさんあって、迷いますね。勉強ができて達観したところのある内海に、はやりのゲームをやらせてみたら全然できないっていうシーンは、単純だけどすごく面白くて、見ていてくすっと笑えました。

――高杉さんも葉山さんも、清原さんより6歳ほど年上ですが、どんな存在ですか?

高杉さんとは始めはあまり話せなかったんですが、撮影が一緒になっていくにつれて、私が緊張しているときに話しかけてくださって。そこから高杉さんのちょっとお茶目な一面が見えてきたりしましたね。話しかけてもらえると、うれしいです。

葉山さんは、現場のスタッフさんとかキャストの皆さんと楽しそうにお話されている姿を毎回見ているので、“現場のお兄ちゃん”って感じがしますね。

現場ではいつも他愛もない会話しかしてないですけど、それがすごく楽しいし、リラックスできます。

■ 自分の居場所があるって、すごくうらやましいこと

――本作は“河原で暇をつぶす高校生の青春”というお話ですが、清原さんは休日など暇ができた日はどう過ごされていますか?

お友達と、映画に行ったりカフェに行ったりして過ごす日と、全く外に出ないでずっと引きこもってる日があります。その日の気分ですね。

朝起きて「どこか行きたい」って思ったらすぐに家を出ますし、「ゆっくりしたいな」って思ったらずっと日が暮れるまでのんびりしています。

――ちなみに同世代で、はやっていることはありますか?

何がはやってるんだろう? 以前は友達との間で、韓国のアイドルグループのTWICEにハマってました。かわいいと思って、ずっとミュージックビデオを眺めていた時期がありましたね。

――瀬戸や内海のような、こういった暇の過ごし方はどう思いますか。

私はすごく好きだし、うらやましいです。自分の居場所があって、話せる友達がいる環境があることがいいですよね。

私にも学校帰りにこういう場所があったら、そこで友達と話して帰るんだろうなって想像しました。

――本作には内海の家庭環境だったり瀬戸の部活のことだったり、ちょっとシリアスな面もありますよね。

瀬戸と内海の何気ない日常をベースに描いている作品なんですけど、平和な日常だけじゃないシリアスな部分も登場してくるので、そこも彼らの青春として“観察”してみてほしいですね。

でも基本はコメディーなので、楽しんで見ていただければと思います。

――樫村さんの恋の行方は、どうなりますか?

彼女なりに…奮闘はしました(笑)。さっき、そういうシーンを撮影したばかりなんです。一期ちゃんの恋も、ぜひ応援してもらえればうれしいです。(ザテレビジョン)